アリソン・リード (フィギュアスケート選手)
| ||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2018年GPフランス国際リード(左)と パートナーのアンブルレヴィチウス(右) | ||||||||||||||||||
生誕 | (1994-06-08) 1994年6月8日(30歳) アメリカ合衆国 ミシガン州カラマズー | |||||||||||||||||
居住地 | アメリカ合衆国 オハイオ州カントン | |||||||||||||||||
親族 | キャシー・リード (姉) クリス・リード (兄) | |||||||||||||||||
身長 | 163 cm | |||||||||||||||||
選手情報 | ||||||||||||||||||
代表国 | リトアニア (2017/18-) イスラエル (2012/13-2014/15) ジョージア (-2010/11) | |||||||||||||||||
パートナー | サウリウス・アンブルレヴィチウス (2017/18-) ワシリー・ロゴフ (2012/13-2014/15) オタル・ジャパリゼ (-2010/11) タービ・ラント | |||||||||||||||||
コーチ | マリー=フランス・デュブレイユ パトリス・ローゾンン ロマン・アグノエル | |||||||||||||||||
所属クラブ | Baltu Ainai | |||||||||||||||||
練習拠点 | カナダ モントリオール | |||||||||||||||||
開始 | 1998年 | |||||||||||||||||
ISUサイト | バイオグラフィ | |||||||||||||||||
ISUパーソナルベストスコア | ||||||||||||||||||
+5/-5 GOEシステム | ||||||||||||||||||
| ||||||||||||||||||
| ||||||||||||||||||
|
アリソン・リン・リード(英語: Allison Lynn Reed、グルジア語: ელისონ რიდი、1994年6月8日 - )は、アメリカ合衆国出身、ジョージア(旧称グルジア)、イスラエル、リトアニアの女性フィギュアスケート選手(アイスダンス)。2010年バンクーバー五輪ジョージア代表。パートナーはサウリウス・アンブルレヴィチウス、ワシリー・ロゴフ、オタル・ジャパリゼ。姉、兄は日本のアイスダンス選手のキャシー・リード、クリス・リード。
経歴
母がシンクロナイズドスケーティング、姉兄がアイスダンスをしており、アリソンも3歳にはスケートを始めた。2009年3月にオタル・ジャパリゼと組むまでアイスダンスのパートナーはおらず[1]、アメリカでアイスダンスソロの競技会に出場している[2]。
ジャパリゼとのカップルではグルジア所属でバンクーバーオリンピック最終予選の2009年ネーベルホルン杯に出場し、アイスダンスでのグルジアのオリンピック出場枠を獲得した。
2010年1月にリードはジョージア政府に市民権を与えられ[3] 、これによりジョージア代表としてのオリンピック出場が可能になった。なおリードの父はアメリカ人、母は日本人である。姉キャシー、兄クリスは日本国籍である。
2010-2011シーズン終了後、オタル・ジャパリゼとのカップルを解消。
2012-2013シーズン、ワシリー・ロゴフとカップルを組みネーベルホルン杯にイスラエル代表として出場し13位[4]、NRW杯で6位、ゴールデンスピンで7位に入った。欧州選手権はロゴフの病気のために棄権した。
2014-2015シーズン、タリントロフィーで国際大会初優勝。欧州選手権と世界選手権はロゴフとのカップルで初めてフリーダンスに出場した。シーズン終了後ロゴフとのカップルを解消した。
2017-2018シーズン、リトアニアのサウリウス・アンブルレヴィチウスとチームを組み、リトアニア代表となる。 世界選手権で20位。
2018-2019シーズン、欧州選手権13位、世界選手権17位。
2019-2020シーズン、欧州選手権11位、世界選手権はコロナにより中止。
2020-2021シーズン、世界選手権15位。 2022年冬季オリンピックのリトアニアダンスチームの出場権を獲得したにもかかわらず、リードのリトアニア市民権申請が却下され、オリンピック出場資格を得られなかった。
2021-2022シーズン、リトアニア選手権5連覇。欧州選手権8位、世界選手権10位。
2022-2023シーズン、NHK杯4位。この来日で姉キャシー・リードと2年ぶりの再会を果たす。欧州選手権4位、世界選手権7位。
2023-2024シーズン、スケートカナダ3位。リトアニアにとって2001年NHK杯でのドロビアスコ/ヴァナガスの銀メダル以来のグランプリメダルとなった。NHK杯3位。「この日本でメダルを獲得するのは特別なことです」と語った。 カウナスで開催された欧州選手権で3位。開催国代表として観客から大きな期待を寄せられたが、それに見事に応えた。
主な戦績
マークが付いている大会はISU公認の国際大会。
リトアニア所属
- サウリウス・アンブルレヴィチウスとのカップル(2017-18年シーズンから)
大会/年 | 2017 -18 | 2018 -19 | 2019 -20 | 2020 -21 | 2021 -22 | 2022 -23 | 2023 -24 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
世界選手権 | 20 | 17 | 15 | 10 | 7 | 6 | |
欧州選手権 | 13 | 11 | 8 | 4 | 3 | ||
リトアニア選手権 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | ||
GPスケートカナダ | 3 | ||||||
GP NHK杯 | 4 | 3 | |||||
GPフランス国際 | 9 | 10 | 8 | ||||
GPロステレコム杯 | 6 | 5 | 7 | 7 | |||
CSゴールデンスピン | 2 | 2 | |||||
CSフィンランディア杯 | 5 | ||||||
CSロンバルディア杯 | 6 | 2 | |||||
CSネーベルホルン杯 | 7 | 7 | 2 | ||||
CSネペラ記念 | 6 | ||||||
CSタリントロフィー | 8 | ||||||
ハロウィーン杯 | 2 | ||||||
ボルボオープン | 5 | ||||||
サンタクロース杯 | 5 |
イスラエル所属
- ワシリー・ロゴフとのカップル(2012-13年シーズンから2014-15年シーズンまで)
大会/年 | 2012 -13 | 2013 -14 | 2014 -15 |
---|---|---|---|
世界選手権 | 23 | 30 | 20 |
欧州選手権 | 棄権 | 24 | 16 |
CSフィンランディア杯 | 5 | ||
CSボルボオープン | 6 | ||
CSネーベルホルン杯 | 13 | 18 | 6 |
タリントロフィー | 1 | ||
ババリアンオープン | 2 | ||
ウクライナオープン | 6 | 8 | |
USクラシック | 10 | ||
ゴールデンスピン | 7 | 7 | |
NRW杯 | 6 | 4 | |
ロマン記念 | 10 |
ジョージア所属
- オタル・ジャパリゼとのカップル(2010‐11シーズンまで)
大会/年 | 2009 -10 | 2010 -11 |
---|---|---|
冬季オリンピック | 22 | |
世界選手権 | 21 | 18 |
欧州選手権 | 19 | 17 |
ゴールデンスピン | 4 | |
アイスチャレンジ | 2 | |
ネーベルホルン杯 | 12 | |
ロマン記念 | 9 |
詳細
2017-2018 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SD | FD | 結果 |
---|---|---|---|---|
2018年3月21日 - 24日 | 2018年世界フィギュアスケート選手権(ミラノ) | 18 61.33 | 20 86.97 | 20 148.30 |
2017年12月4日 - 10日 | サンタクロース杯(ブダペスト) | 4 60.82 | 6 86.00 | 5 146.82 |
2017年11月21日 - 26日 | ISUチャレンジャーシリーズ タリントロフィー(タリン) | 7 55.02 | 9 81.66 | 8 136.68 |
2017年9月27日 - 30日 | ISUチャレンジャーシリーズ ネーベルホルン杯(オーベルストドルフ) | 4 58.34 | 8 84.61 | 7 142.95 |
2017年9月21日 - 23日 | ISUチャレンジャーシリーズ オンドレイネペラトロフィー(ブラチスラヴァ) | 8 51.74 | 4 86.66 | 6 138.40 |
2014-2015 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SD | FD | 結果 |
---|---|---|---|---|
2015年3月23日 - 29日 | 2015年世界フィギュアスケート選手権(上海) | 20 51.12 | 20 73.20 | 20 124.32 |
2015年2月11日 - 15日 | 2015年ババリアンオープン(オーベルストドルフ) | 2 53.40 | 2 85.38 | 2 138.78 |
2015年1月26日 - 2月1日 | 2015年ヨーロッパフィギュアスケート選手権(ストックホルム) | 17 49.74 | 17 75.64 | 16 125.38 |
2014年12月3日 - 7日 | 2014年タリントロフィー(タリン) | 1 59.73 | 1 90.27 | 1 150.00 |
2014年11月5日 - 9日 | ISUチャレンジャーシリーズ ボルボオープンカップ(リガ) | 7 44.66 | 5 75.52 | 6 120.18 |
2014年10月9日 - 12日 | ISUチャレンジャーシリーズ フィンランディア杯(エスポー) | 7 41.90 | 5 73.60 | 5 115.50 |
2014年9月24日 - 27日 | ISUチャレンジャーシリーズ ネーベルホルン杯(オーベルストドルフ) | 6 42.50 | 6 77.00 | 6 119.50 |
2013-2014 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SD | FD | 結果 |
---|---|---|---|---|
2014年3月24日 - 30日 | 2014年世界フィギュアスケート選手権(さいたま) | 30 46.05 | - | 30 |
2014年1月13日 - 19日 | 2014年ヨーロッパフィギュアスケート選手権(ブダペスト) | 24 44.14 | - | 24 |
2013年12月18日 - 21日 | 2013年ウクライナオープン(キエフ) | 10 39.91 | 6 74.47 | 6 114.38 |
2013年12月5日 - 8日 | 2013年ゴールデンスピン(ザグレブ) | 7 44.81 | 9 69.34 | 7 114.15 |
2013年11月1日 - 3日 | 2013年NRW杯(ドルトムント) | 3 50.98 | 5 76.57 | 4 127.55 |
2013年9月25日 - 28日 | 2013年ネーベルホルン杯(オーベルストドルフ) | 15 42.64 | 18 67.27 | 18 109.91 |
2013年9月11日 - 15日 | 2013年USインターナショナルクラシック(ソルトレイクシティ) | 10 45.23 | 10 68.26 | 10 113.49 |
2012-2013 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SD | FD | 結果 |
---|---|---|---|---|
2013年3月10日 - 17日 | 2013年世界フィギュアスケート選手権(ロンドン) | 23 46.63 | - | 23 |
2012年12月13日 - 16日 | 2012年ゴールデンスピン(ザグレブ) | 8 55.09 | 6 80.04 | 7 135.13 |
2012年11月16日 - 18日 | 2012年パベルロマンメモリアル(オロモウツ) | 12 41.91 | 6 73.63 | 10 115.54 |
2012年11月2日 - 4日 | 2012年NRW杯(ドルトムント) | 3 51.95 | 8 72.40 | 6 124.35 |
2012年9月27日 - 29日 | 2012年ネーベルホルン杯(オーベルストドルフ) | 13 42.54 | 13 64.78 | 13 107.32 |
2010-2011 シーズン | |||||
開催日 | 大会名 | 予選 | SD | FD | 結果 |
---|---|---|---|---|---|
2011年4月25日-5月1日 | 2011年世界フィギュアスケート選手権(モスクワ) | 6 70.90 | 19 49.44 | 18 70.67 | 18 120.11 |
2011年1月24日-30日 | 2011年ヨーロッパフィギュアスケート選手権(ベルン) | 7 66.24 | 16 46.86 | 17 67.87 | 17 114.73 |
2010年12月9日-11日 | 2010年ゴールデンスピン(ザグレブ) | - | 3 49.67 | 5 72.65 | 4 122.32 |
2010年11月9日-14日 | 2010年アイスチャレンジ(グラーツ) | - | 2 48.11 | 2 71.32 | 2 119.43 |
2009-2010 シーズン | |||||
開催日 | 大会名 | CD | OD | FD | 結果 |
---|---|---|---|---|---|
2010年3月23日-26日 | 2010年世界フィギュアスケート選手権(トリノ) | 22 26.07 | 22 43.35 | - | 21 |
2010年2月19日-22日 | バンクーバーオリンピック(バンクーバー) | 20 26.65 | 21 42.22 | 22 63.45 | 22 132.32 |
2010年1月19日-22日 | 2010年ヨーロッパフィギュアスケート選手権(タリン) | 22 22.59 | 18 43.69 | - | 19 |
2009年11月21日-22日 | 2009年パベルロマンメモリアル シニアクラス(オロモウツ) | 7 24.45 | 6 43.26 | 9 56.65 | 9 124.36 |
2009年9月24日-26日 | 2009年ネーベルホルン杯[5](オーベルストドルフ) | 14 23.12 | 12 41.87 | 11 65.77 | 12 130.76 |
プログラム使用曲
シーズン | SD | FD |
---|---|---|
2017-2018 | サンバ:Light It Up (Samba Remix) ルンバ:Addicted to You (Rhumba Remix) サンバ:Destination Calabria by Alex Gaudino 振付:マリナ・ズエワ | 天国への階段 作曲:レッド・ツェッペリン 振付:マッシモ・スカリ |
2014-2015 | フラメンコ パソドブレ | ロミオとジュリエット |
2013-2014[6] | Hit the Road Jack 作曲:パーシー・メイフィールド リズム | 映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』より 上は下、下は上 彼こそが海賊 ホーンパイプ 月の光の中へ 作曲:クラウス・バデルト、ハンス・ジマー |
2012-2013 | ワルツ:Claudia's Walt ポルカ:A Rambler's Life 作曲:ザ・ドレッドノーツ | バッカナール 歌劇『サムソンとデリラ』より 作曲:カミーユ・サン=サーンス |
2010-2011 | ワルツ:Desde el Alma by ファン・ダリエンソ タンゴ:Building the Bullet by ルイス・バカロフ | The Messiah Will Come Again Oh Pretty Woman by ゲイリー・ムーア |
シーズン | OD | FD |
2009-2010 | グルジアの民族舞踊 Bukinagari & Iloumi | Crusaders of the Light & Preliator 作曲:Yoav Goren |
脚注
参考文献
- 国際スケート連盟によるリード & アンブルレヴィチウスのバイオグラフィー(英語)
- 国際スケート連盟によるリード & ロゴフのバイオグラフィー(英語)
- 国際スケート連盟によるリード & ジャパリゼのバイオグラフィー(英語)
- アリソン・リード - Olympedia(英語)
- スケートトゥデイによる記事
- 2009年NHK杯特集 キャシー & クリス・リードのメッセージ
- Allison Reed(al_reed15) - Instagram
- 表示
- 編集