イエゴン・ヴィンセント・キベット

イェゴン・ヴィンセント・キベット Portal:陸上競技
選手情報
ラテン文字 Vincent Kibet YEGON
愛称 ヴィンちゃん
国籍  ケニア
競技 陸上競技
種目 長距離走
所属 Honda陸上競技部
大学 東京国際大学経済学部
生年月日 (2000-12-05) 2000年12月5日(23歳)
身長 187cm
体重 68kg
自己ベスト
5000m 13分13秒22(2023年)
10000m 27分24秒42(2021年)
10km 28分11秒(2018年)
ハーフマラソン 1時間01分18秒(2022年)
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イェゴン・ヴィンセント・キベット(Vincent Kibet Yegon、2000年12月5日 - )は、ケニアのボメットカウンティ・ソティック[1]出身の陸上競技選手。専門種目は長距離走東京国際大学経済学部卒業。Honda陸上競技部所属。

経歴

ケニアのチェビルベレク高校 (Chebirbelek secondary school) 出身。 2016年からケリチョカウンティ・リテインの陸上クラブに所属し、本格的に陸上競技に取り組む。2019年に来日し、4月から東京国際大学に入学[2]

2018年

6月のU20世界陸上ケニア代表選考会で初の5000m公式大会に出場し自己ベストを更新する13分34秒20で4位に入るもののU20世界陸上代表は逃す。

その後少し期間が空いてモロッコアガディールで行われた10kmロードに出場し28分11秒で優勝を飾った。


2019年

来日し東京国際大学に入学、駅伝部に所属し活動を始める。

4月、大学入学後の初戦となる金栗記念大会5000mでは終始先頭を引っ張る積極性を見せ、ラスト1周も勝ち切り13分30秒51の自己ベストを更新する走りで全体トップで優勝した。同月の平成国際大競技会で初の10000mを走り28分24秒33のタイムながらも全体トップを勝ち取った。

翌5月の関東インカレ5000mではラスト100mで桜美林大学のレダマ・キサイサに競り負けてしまい13分45秒20の2位と学生大会での初出場・初タイトルとはならなかった。

6月の全日本大学駅伝選考会10000mでは最終4組に出走。大会記録に相当する28分04秒55の自己ベスト更新・組1位・総合1位の走りでチームのトップ通過での本戦初出場に大きく貢献した[3]

7月、ホクレン・ディスタンスチャレンジ士別大会の5000m最終組で組2位ながらも13分28秒17で自己ベストを更新する走りを見せる。その後2か月ほど出走が無かったが、9月の日本インカレ5000mではレダマ・キサイサと交互に先頭を引っ張りながらレースを進め、関東インカレとは逆にラスト1周のスパートで引き離し13分35秒75の好タイムで優勝した。

10月の第96回箱根駅伝予選会で初めてハーフマラソンを走った。序盤から抜け出したレダマ・キサイサにはついていけずに先頭争いからは早々に脱落するが、その後も粘りの走りを続け1分02秒23の全体3位と東京国際大学のトップ通過に貢献した[4]

11月に行われた八王子ロングディスタンスの10000mでは27分47秒76の自己ベストを更新する快走で総合2位に入り2019年最後の出走を終えた。

2020年

初の駅伝となる1月2日の第96回箱根駅伝では3区に出走した。先頭から46秒差の8位でスタートすると序盤から飛ばして順位を上げていく。早々に順位を2つ上げて7.6km地点を20分40秒で通過すると、11.3km付近で青山学院大学鈴木塁人からトップを奪う。そのまま後続を引き離していき14.3km地点を39分30秒で、18.1km地点を50分19秒で通過しこの時点で2位とは54秒差を付ける独走状態になる。ハイペースは最後まで続き、森田歩希が保持していた従来の区間記録である1分01秒26を2分以上も更新する59分25秒の驚異的な区間新記録で大学史上初めてトップでのタスキリレーを行った。チーム自体も個人順位が13位-2位-1位-12位-10位-17位-7位-5位-3位-9位で往路3位・復路6位・総合5位と初のシード権を獲得した。

箱根駅伝以降しばらくの間出走が無かったが、半年ほど期間の空いた7月のホクレン・ディスタンスチャレンジ網走大会の5000mに出場して組2位・総合2位ながらも13分20秒39を記録して自己ベストを更新した。2か月後の9月に行われた日本インカレ10000mにも出場するものの途中棄権に終わり、その後の全日本大学駅伝でも2年連続の不出場となった。

11月、この年最後のトラックレースを平成国際大学競技会10000mで走り27分38秒48の自己ベスト更新で締めくくった。

2021年

1月に開催された第97回箱根駅伝では2区に出走。トップから47秒差の14位(関東学生連合を含めると15番目)でタスキを受け取ると、快調に飛ばし6.7km過ぎで2位集団を含めた13人を抜き去り8.2km地点を22分42秒で通過。2位集団からただ1人追ってきた創価大学のフィリップ・ムルワと2人で追走すると、9.2km地点で先頭を走る東海大学名取燎太を捉えて首位に浮上。追いすがるムルワを引き離していき、15.2km地点では前回大会で東洋大学相澤晃が樹立した区間記録のペースを28秒上回る42分47秒で通過する。最後はやや失速するものの従来の区間記録を8秒更新する1分05秒49の区間新記録の快走で戸塚中継所をトップでタスキリレーをした[5]。大会後、ヴィンセントは大会MVPに相当する金栗四三杯を受賞。高速レースの中で7区間の区間新記録が生まれた前回大会と違い、10区間でただ1人区間新記録を打ち立てたヴィンセントは金栗四三杯を日本人以外で受賞した史上初のランナーとなった。

箱根駅伝後初レースとなる3月の東海大学長距離競技会5000mで13分45秒01 (組2位・総合2位) を出すと、翌4月の金栗記念大会5000mで13分31秒32 (組3位・総合3位) と調子を上げていく。そして5月の日体大記録会5000mにて13分15秒15を記録し、早稲田大学竹澤健介が保持していた13分19秒00の日本学生記録を14年ぶりに更新した[6]

同5月、自身2度目となる関東インカレは5000mと10000mの2種目に出場。5000mは13分42秒54、10000mは大会記録となる27分30秒24でそれぞれ1位で2冠を達成し男子2部の最優秀選手賞を受賞した[7]

6月の全日本大学駅伝選考会は2年前と同じく最終4組に出場し、選考会最速タイムである自身の記録を更新する27分50秒65で組1位・総合1位の走りでチームのトップ通過に貢献した[8]。7月のホクレン・ディスタンスチャレンジ深川大会でも10000mに出場し27分50秒66と安定して27分台を記録していった。

駅伝シーズン初戦となる10月の出雲駅伝に東京国際大学は初出場。逆転での優勝を狙って最終6区を任されたヴィンセントは大方の予想に反してトップでタスキを受け取る。気温30℃を超える厳しいレース環境の中でペースが上がらず、区間記録より1分以上遅い29分21秒のタイムではあったが区間賞を獲得し初出場・初優勝のゴールテープを切る[9]。11月、こちらも自身初となる11月の全日本大学駅伝では前半区間の3区に出走。先頭から21秒差の6位でタスキを受け取ると2km過ぎには先頭を捉え、少しペースは落ち着くものの7.4km地点では後続と32秒差を付けて独走状態に入る。最終的には区間記録を15秒更新する32分46秒の区間新記録を樹立し、区間2位である拓殖大学ジョセフ・ラジニにも35秒差を付けた。また、チームは総合5位で2年ぶりにシード権を獲得した[10]

翌11月の日体大長距離記録会で10000mに出走し組4位ながらも27分24秒42の自己ベストを更新し、オレゴン世界陸上参加標準記録を突破する好タイムをマークした。

2022年

第98回箱根駅伝では前回と同じく2区に出走。5km付近で4人抜きと快調に飛ばしていたが、その後すぐに負傷していたという足に痛みが走りペースを落として完走するプランに切り替える。8.2km地点で23分16秒の区間4位と、この時点で前回大会の自身の記録より34秒遅く、13km手前で国士舘大学のライモイ・ヴィンセントに追いつかれるなど苦しい走りが続く。15.2km地点で43分52秒と区間7位まで落ち込むが、最終的に少し持ち直し1分07秒02の区間5位で7位から4位に引き上げた[11]。また、チームは総合5位で2年ぶりにシード権を獲得した[12]

3月、1年時の箱根駅伝予選会以来2度目のハーフマラソンとなるパリ・ハーフマラソンに出場。15km過ぎまでは先頭は集団についていたが、そこから抜け出したBoniface KIBIWOTTに5kmで30秒ほど引き離されてしまい優勝争いから脱落。20km過ぎからのスパートで2位に入り、1分01秒18で自己ベストを更新した[13]

4月の金栗記念大会では昨年に引き続き5000mに出場。3000m過ぎからペースを上げた先頭3人から少し離れる形となり、13分21秒02と同大会では最もいいタイムであったが組4位・総合4位に終った。そこから再度レースに出場するのは5か月空いた9月の日体大記録会となった。同大会では13分25秒68とある程度の記録を出すが、再び調子を崩してこれがトラック・駅伝両方でこの年最後のレース出場となった。

2023年

4度目の出走となる第99回箱根駅伝では当日変更で4区を任された。怪我の影響もあって準備期間が短く、65~70%程度の状態だと語った中でも12位でタスキを受けると序盤はハイペースで飛ばしていく。3.5kmまでに6人を抜き、5kmを13分45秒で通過するとその地点で創価大学の嶋津雄大も捉えて5位に浮上。8.9km地点では区間記録より32秒早い24分50秒で通過。ここから少しずつペースは落ちていくが10km過ぎには4位に浮上し、最終的には従来の区間記録を30秒更新する1時間00分00秒の区間新記録でタスキリレー[14][15]。これにより異なる3区間での区間記録保持者となり、第97回以来の自身2度目となる金栗四三杯も受賞した[16][17]

異なる3区間で区間記録保持したのは中央大学の佐藤光信[18] (第31回 - 3区、第32回 - 8区、第33回 - 10区) と東海大学佐藤悠基[19] (第82回 - 3区、第83回 - 1区、第84回 - 7区) 以来3人目の快挙で、往路3区間の区間記録保持者と大学卒業時点の3区間記録保持者では史上初(佐藤光信は第34回で8区を加藤正之助[20]、10区を瀬戸功夫に破られており[21]、佐藤悠基は第85回で3区を竹澤健介[22]に破られている。)である。また、4区のごぼう抜き最多タイ記録となる8人抜きを達成した。

大学最後のレースは10kmロードを東京国際大学に入学予定のリチャード・エティーリと2人だけの調整レースのような形で走り、28分26秒の2位で終えた。

大学卒業後はHonda陸上競技部に所属し実業団ランナーとして活動を開始した。初戦となる金栗記念大会では同大会自身初の10000mに出場し27分37秒85で2019年の5000m以来2度目の1位を獲得した。

5月のゴールデンゲームズinのべおかでは5000mB組に出場し、12分台も狙えるペースの先頭集団に途中まで付いていくものの2800m付近で遅れ始める。それでも粘りの走りを続け9600m時点では11番手に位置していたが、ラスト1周のスパートで5人を抜いて組6位・総合7位の13分13秒22で自己ベストを更新した。同月の東日本実業団選手権大会では10000mに出場するも28分04秒60の総合3位とやや精彩を欠いた走りとなった。

6月の日体大記録会5000mでは13分17秒07の好記録で走ったが、東京国際大学のアモス・ベットにわずかに競り負け組2位に終わった。7に行われたのホクレン・ディスタンスチャレンジ網走大会では10000mに出場し、27分20秒00に設定されたペーシングライトに合わせるように先頭集団を牽引していく。ライトからは徐々に遅れていくが最後のスパートで先頭は譲らず27分41秒57で総合1位となった。

少し期間が開き、11月頭に実業団ランナーとして初めての駅伝となる東日本実業団対抗駅伝の2区(8.0km)に出走。自身と同格以上のランナーが多数出ているという経験のない駅伝の中で苦戦し、区間7位で3位から6位と順位を3つ落とした。

その約3週間後には2019年以来の八王子ロングディスタンス10000mに出場。最速が27分00秒00に設定されたペーシングライトを追いかけるような形で形成されていた集団でレースを進めていたが徐々に後退。フィニッシュタイムは前回よりも好タイムの27分34秒32を記録したが総合15位と前回出場時と比べて順位を大きく下げる結果となった。

2024年

1月1日、連覇を狙うHondaのニューイヤー駅伝の4区(7.8km)に出走[23]。4区を走るの41人の中で自己ベストは5000mで10番目、10000mで11番目と格上のランナーに挑戦していく形となる中で、先頭と58秒差の2位でタスキを受け取る。区間10位に終わったが先頭を走るトヨタ自動車のコリル・フェリックスとの差を18秒縮めて5区とつないだ。しかしHondaは優勝したトヨタ自動車に対してヴィンセント以外の全ての区間で負けており、最終的に2分以上離されての2位と連覇を逃した。

ニューイヤー駅伝から3か月が経過した4月には昨年に引き続き金栗記念大会の10000mに出場。序盤から積極的に先頭集団でレースを進めるが5200m辺りから遅れ始め、前回と比べて約35秒遅い28分12秒32で6位となり大会連覇を逃した。5月に行われたゴールデンゲームズinのべおかの5000mB組に昨年に引き続き出場し、組13位の総合18位ではあったが13分26秒05と一定のタイムを残した。

人物

  • 5人兄弟の長男[24]
  • 幼少期は軍人になることを夢見ていた[2]
  • 好きな食べ物はケニア料理のウガリ、日本食では牛丼である[1]

記録

戦績

日付 大会名 区分 距離 種別 タイム 順位 備考
2018/06/11 U20世界陸上ケニア代表選考会 予選 5000m トラック 13:48.43 3位
2018/06/11 U20世界陸上ケニア代表選考会 決勝 5000m トラック 13:34.20 4位 [25]
2018/11/11 第4回アガディール国際グランプリ 10km ロード 28:11 1位
2019/04/14 第28回金栗記念大会 4組 5000m トラック 13:30.51 組1位 総合1位 [26]
[27]
2019/04/28 第73回平成国際大競技会 3組 10000m トラック 28:24.33 組1位 総合1位 [28]
2019/05/26 第98回関東インカレ2部 5000m トラック 13:45.20 2位 [29]
2019/06/23 第51回全日本大学駅伝選考会 4組 10000m トラック 28:04.55 組1位 総合1位・(GR) [30]
2019/07/13 ホクレンDC士別大会 A組 5000m トラック 13:28.17 組2位 総合2位 [31]
[32]
2019/09/14 第88回日本インカレ 5000m トラック 13:35.75 1位 [33]
2019/10/26 第96回箱根駅伝予選会 21.0975km ハーフマラソン 1:02:23 3位 [34]
[35]
2019/11/23 八王子ロングディスタンス 6組 10000m トラック 27:47.76 組2位 総合2位 [36]
2020/01/02 第96回箱根駅伝 3区 21.4km 駅伝 59:25 区間賞 区間新記録 [37]
[38]
2020/07/15 ホクレンDC網走大会 A組 5000m トラック 13:20.39 組2位 総合2位 [39]
[40]
2020/11/21 第84回平成国際大学競技会 12組 10000m トラック 27:38.48 組1位 総合1位 [41]
2021/01/02 第97回箱根駅伝 2区 23.1km 駅伝 1:05:49 区間賞 区間新記録 [42]
[43]
2021/03/28 第200回東海大学長距離競技会 7組 5000m トラック 13:45.01 組2位 総合2位 [44]
2021/04/10 第29回金栗記念大会 6組 5000m トラック 13:31.32 組3位 総合3位 [45]
[46]
2021/05/09 第287回日体大長距離記録会 10組 5000m トラック 13:15.15 組1位 総合1位・UR [47]
2021/05/20 第100回関東インカレ2部 10000m トラック 27:30.24 1位 GR [48]
2021/05/23 第100回関東インカレ2部 5000m トラック 13:42.54 1位 [48]
2021/06/19 第53回全日本大学駅伝選考会 4組 10000m トラック 27:50.65 組1位 総合1位・(GR) [49]
2021/07/07 ホクレンDC深川大会 A組 10000m トラック 27:50.66 組4位 総合4位 [50]
[51]
2021/10/10 第33回出雲駅伝 6区 10.2km 駅伝 29:21 区間賞 [52]
2021/11/07 第53回全日本大学駅伝 3区 11.9km 駅伝 32:46 区間賞 区間新記録 [53]
2021/12/04 第293回日体大長距離記録会 10組 10000m トラック 27:24.42 組4位 総合4位・QES (O) [54]
2022/01/02 第98回箱根駅伝 2区 23.1km 駅伝 1:07:02 区間5位 [55]
[56]
2022/03/06 パリ・ハーフマラソン 21.0975km ハーフマラソン 1:01:18 2位 [57]
[58]
2022/04/09 第30回金栗記念大会 5組 5000m トラック 13:21.02 組4位 総合4位 [59]
[60]
2022/09/18 第298回日体大長距離記録会 12組 5000m トラック 13:25.68 組2位 総合2位 [61]
2023/01/02 第99回箱根駅伝 4区 20.9km 駅伝 1:00:00 区間賞 区間新記録 [62]
2023/03/26 ADIDAS TOKYO CITY RUN 2023 10km ロード 28:26 2位 [63]
2023/04/08 第31回金栗記念大会 10000m トラック 27:37.85 1位 [64]
2023/05/04 第34回ゴールデンゲームズinのべおか B組 5000m トラック 13:13.22 組6位 総合7位 [65]
[66]
2023/05/20 第65回東日本実業団選手権大会 2組 10000m トラック 28:04.60 組3位 総合3位 [67]
[68]
2023/06/10 第306回日体大長距離記録会 NCG1組 5000m トラック 13:17.07 組2位 総合2位 [69]
2023/07/08 ホクレンDC網走大会 A組 10000m トラック 27:41.57 組1位 総合1位 [70]
2023/11/03 第64回東日本実業団対抗駅伝 2区 8.0km 駅伝 22:19 区間7位 [71]
2023/11/25 八王子ロングディスタンス 7組 10000m トラック 27:34.32 組15位 総合15位 [72]
[73]
2024/01/01 第68回ニューイヤー駅伝 4区 7.8km 駅伝 21:23 区間10位 [74]
2024/04/13 第32回金栗記念大会 10000m トラック 28:12.32 6位 [75]
[76]
2024/05/04 第35回ゴールデンゲームズinのべおか B組 5000m トラック 13:26.05 組13位 総合18位 [77]
[78]
  • 基本はWAの選手ページ (Vincent Kibet YEGON) を参照[79]
  • GR:Game Record。大会記録。順位が2位以下の場合は記載せず。
  • UR:University Record。本項では日本学生陸上競技連合が承認した日本学生記録。
  • QES:Qualified by Entry Standard。世界陸上及びオリンピックの参加標準記録切りのタイム。

大学三大駅伝戦績

学年 出雲駅伝 全日本大学駅伝 箱根駅伝
1年生
(2019年度)
第31回
不出場
第52回
― - ―
出走なし
第96回
3区-区間賞
59分25秒
区間新記録
2年生
(2020年度)
第32回
(開催中止)
第52回
― - ―
出走なし
第97回
2区-区間賞
1時間05分49秒
区間新記録
3年生
(2021年度)
第33回
6区-区間賞
29分21秒
第53回
3区-区間賞
32分46秒
区間新記録
第98回
2区-区間5位
1時間07分02秒
4年生
(2022年度)
第34回
― - ―
出走なし
第54回
― - ―
出走なし
第99回
4区-区間賞
1時間00分00秒
区間新記録

自己ベスト

種目 タイム 日付 大会名
5000m 13分13秒22 2023年5月4日 第34回ゴールデンゲームズinのべおか
10000m 27分24秒42 2021年12月4日 第293回日体大長距離記録会
10km 28分11秒 2018年11月11日 第4回アガディール国際グランプリ
ハーフマラソン 1分01秒18 2022年3月6日 パリ・ハーフマラソン(英語版)

参考文献

  • https://www.yomiuri.co.jp/hakone-ekiden/2021/team/5/13/
  • イエゴン・ヴィンセント・キベット (@yegon_vincent_kibet23) - Instagram

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ a b “【衝撃の箱根駅伝】2区区間新・東国大ヴィンセントのスゴいふくらはぎって? “牛丼”を愛する最強留学生の秘密”. Number Web. 文藝春秋 (2021年1月3日). 2021年8月14日閲覧。
  2. ^ a b “イェゴン・ヴィンセント「将来の夢は軍人だった」~最強留学生の秘密~”. Number Web. 文藝春秋 (2020年12月30日). 2021年8月14日閲覧。
  3. ^ 【駅伝】全日本大学駅伝初出場決定!関東地区選考会1位通過 東京国際大学
  4. ^ 【駅伝】祝!箱根駅伝本戦出場決定!予選会トップ通過! 東京国際大学
  5. ^ 【駅伝】第97回箱根駅伝 総合10位 シード権獲得! ヴィンセント選手 2区 区間新記録・区間賞獲得、佐伯選手 7区 区間賞獲得 東京国際大学
  6. ^ 【駅伝】イェゴン・ヴィンセント選手 男子5,000m日本学生新記録樹立! 東京国際大学
  7. ^ 【駅伝】第100回関東学生陸上競技対校選手権大会 東京国際大学
  8. ^ 【駅伝】全日本大学駅伝対校選手権大会 本戦出場決定! 東京国際大学
  9. ^ 【駅伝】第33回出雲駅伝 初出場初優勝の快挙達成! 東京国際大学
  10. ^ 【駅伝】第53回全日本大学駅伝 総合第5位でシード権獲得! 東京国際大学
  11. ^ 【箱根駅伝】東京国際大・ヴィンセント左足負傷告白「5キロ過ぎから痛み」日刊スポーツ
  12. ^ 【駅伝】第98回箱根駅伝 総合5位 シード権獲得! 丹所健選手 区間賞!東京国際大学
  13. ^ 【駅伝】ヴィンセント選手 パリ・ハーフマラソンで2位の快挙!東京国際大学
  14. ^ 【箱根駅伝】東京国際大ヴィンセント史上最強、異なる3区間で新記録樹立!衝撃の1時間ジャスト 日刊スポーツ
  15. ^ 【駅伝】第99回箱根駅伝 往路7位 ヴィンセント選手 4区 区間新記録 東京国際大学
  16. ^ 【第99回箱根駅伝】2度目の「金栗四三杯」を受賞。 東京国際大学 イェゴン・ヴィンセント選手のコメント 文化放送
  17. ^ 【駅伝】第99回箱根駅伝 金栗四三杯 (MVP) 受賞報告 東京国際大学
  18. ^ 過去の記録 - 佐藤光信 東京箱根間往復大学駅伝競走公式サイト
  19. ^ 過去の記録 - 佐藤悠基 東京箱根間往復大学駅伝競走公式サイト
  20. ^ 過去の記録 - 加藤正之助 東京箱根間往復大学駅伝競走公式サイト
  21. ^ 過去の記録 - 瀬戸功夫 東京箱根間往復大学駅伝競走公式サイト
  22. ^ 過去の記録 - 竹沢健介 東京箱根間往復大学駅伝競走公式サイト
  23. ^ 恩師とともに目指す初のニューイヤー駅伝 ルーキー2人の現在地 Honda
  24. ^ “東京国際大・ヴィンセント「また仲間と喜び合いたい」箱根駅伝3年連続区間新狙う”. スポーツ報知. 2021年12月28日閲覧。
  25. ^ ATHLETICS KENYA TRIALS FOR WORLD U20 CHAMPIONSHIPS | Results Athletics Kenya
  26. ^ 金栗記念選抜陸上中長距離大会2019 Yooutube - 日本陸上競技連盟
  27. ^ 第28回金栗記念選抜陸上中長距離大会 結果 日本陸上競技連盟
  28. ^ 第73回 平成国際大競技会 結果 平成国際大
  29. ^ 第98回 関東学生陸上競技対校選手権大会 結果 関東学生陸上競技連盟
  30. ^ 第51回 全日本大学駅伝予選会 関東学生陸上競技連盟推薦校選考会 結果 関東学生陸上競技連盟
  31. ^ ホクレン・ディスタンスチャレンジ2019 士別大会 Yooutube - 日本陸上競技連盟
  32. ^ ホクレン・ディスタンスチャレンジ2019 日本陸上競技連盟
  33. ^ 第88回 日本学生陸上競技対校選手権大会 結果 日本学生陸上競技連合
  34. ^ 第96回 東京箱根間往復大学駅伝競走予選会 個人成績 関東学生陸上競技連盟
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  77. ^ 第35回 ゴールデンゲームズinのべおか Yooutube - ケーブルメディアワイワイ
  78. ^ 第35回 ゴールデンゲームズinのべおか 結果 日本陸上競技連盟
  79. ^ アメリカでの競技結果はミドルテネシー州立大学のVincent Yegonと混同されていると思われるので記載せず。
 
駅伝実績
箱根駅伝3区区間賞
1920年代
  • 20 藤井嘉市*
  • 21 行田重治*
  • 22 大江正行
  • 23 八島健三*
  • 24 高橋釋三郎
  • 25 杉山弥三郎*
  • 26 篠原繁雄
  • 27 玉川政吉
  • 28 河田薫
  • 29 曽根茂*
1930年代
1940年代
  • 40 山下勝
  • 41 中止
  • 42 中止
  • 43 狩野秀常
  • 44 中止
  • 45 中止
  • 46 中止
  • 47 木全信一郎
  • 48 満金幸夫
  • 49 田中久夫
1950年代
  • 50 高杉良輔
  • 51 水田信道
  • 52 中村保徳
  • 53 中村保徳
  • 54 楠雪高
  • 55 佐藤光信*
  • 56 伊藤貞夫
  • 57 瀬戸功夫
  • 58 川島義明
  • 59 中山昂
1960年代
  • 60 吉岡敏晴*
  • 61 中村健司*
  • 62 井出亮司
  • 63 井出世振*
  • 64 村上孫晴*
  • 65 鈴木従道*
  • 66 細川博*
  • 67 高橋英雄
  • 68 鈴木國昭
  • 69 山口敏夫
1970年代
  • 70 鈴木國昭*
  • 71 辰巳寿路*
  • 72 森下茂樹*
  • 73 荒野吉之
  • 74 山本吉光
  • 75 山本吉光*
  • 76 関口孝久
  • 77 中村孝生
  • 78 森近繁則*
  • 79 吉元政昭
1980年代
  • 80 新地憲宏
  • 81 幸田正文
  • 82 宗像寛
  • 83 保田教之
  • 84 渡瀬智康
  • 85 岩佐吉章
  • 86 岩佐吉章
  • 87 吉崎修
  • 88 打越忠夫
  • 89 山口政信
1990年代
2000年代
2010年代
2020年代
  • *は区間新**は現行区間記録
  • 1区
  • 2区
  • 3区
  • 4区
  • 5区
  • 6区
  • 7区
  • 8区
  • 9区
  • 10区
箱根駅伝2区区間賞
1920年代
  • 20 下村広次*
  • 21 高見将三
  • 22 三村二郎
  • 23 細川曽一
  • 24 岡田英夫
  • 25 前田喜太平
  • 26 中川英男*
  • 27 窪田正克*
  • 28 渋井福太郎
  • 29 間島信貞*
1930年代
  • 30 岩本哲一郎
  • 31 田中定次郎*
  • 32 今岡悟郎*
  • 33 中井賢二*
  • 34 鈴木勇*
  • 35 星野順
  • 36 栗本仁
  • 37 大森伊三治*
  • 38 鈴木勇*
  • 39 高瀬敏夫
1940年代
  • 40 勝亦清政
  • 41 中止
  • 42 中止
  • 43 徳山英雄
  • 44 中止
  • 45 中止
  • 46 中止
  • 47 浜部憲一
  • 48 加藤勝明
  • 49 相沢末男
1950年代
  • 50 菊地由紀男
  • 51 南木慎吾*
  • 52 南木慎吾
  • 53 菊池健吉*
  • 54 菊地直志
  • 55 桜谷嘉彦*
  • 56 岸国雄*
  • 57 岸国雄*
  • 58 古閑俊明
  • 59 二宮隆明*
1960年代
1970年代
  • 70 高野義治*
  • 71 蜂谷英明*
  • 72 小沢欽一*
  • 73 古賀丈雄
  • 74 服部誠
  • 75 服部誠
  • 76 荒野吉之
  • 77 山本吉光
  • 78 成田道彦
  • 79 瀬古利彦*
1980年代
1990年代
2000年代
2010年代
2020年代
  • *は区間新**は現行区間記録
  • 1区
  • 2区
  • 3区
  • 4区
  • 5区
  • 6区
  • 7区
  • 8区
  • 9区
  • 10区
箱根駅伝4区区間賞
1920年代
  • 20 内田庄作*
  • 21 二木謙三*
  • 22 須永甫
  • 23 鴨脚十郎
  • 24 不明
  • 25 伊藤政視
  • 26 津島仙太郎
  • 27 小山勝太
  • 28 権泰夏*
  • 29 小島道雄
1930年代
  • 30 小島道雄*
  • 31 難波博夫
  • 32 大木慶男
  • 33 難波博夫*
  • 34 角谷保次
  • 35 大野正次
  • 36 細川欽三
  • 37 名島忠雄*
  • 38 宮城礼次
  • 39 大森富太郎
1940年代
  • 40 手島弘信
  • 41 中止
  • 42 中止
  • 43 福士英雄
  • 44 中止
  • 45 中止
  • 46 中止
  • 47 沢栗正夫
  • 48 菊地由紀男
  • 49 白鷺靖昌
1950年代
  • 50 安藤寿雄
  • 51 室矢芳隆*
  • 52 井上治
  • 53 鈴木重晴*
  • 54 杉崎隆志/政成孝治
  • 55 吉田斉
  • 56 斎藤健也
  • 57 馬場昭芳
  • 58 山本正澄
  • 59 山本正澄*
1960年代
  • 60 村田成男*
  • 61 橋本盛広*
  • 62 渡辺苗史
  • 63 山本和彦*
  • 64 岩下察男*
  • 65 馬場和秋
  • 66 飯島和樹*
  • 67 大出孝司*
  • 68 宇井光男*
  • 69 伊藤保
1970年代
  • 70 大花務*
  • 71 今野幸昭
  • 72 佐藤誠
  • 73 林千都志
  • 74 松田進
  • 75 鞭馬講二*
  • 76 山本吉光*
  • 77 山岡秀樹
  • 78 田中登
  • 79 川口晴実
1980年代
  • 80 中村孝生*
  • 81 中島修三
  • 82 中島修三
  • 83 中島修三*
  • 84 高橋雅哉*
  • 85 高橋雅哉
  • 86 豊福嘉弘
  • 87 豊福嘉弘
  • 88 石原典泰
  • 89 倉林俊彰
1990年代
2000年代
2010年代
2020年代
  • *は区間新**は現行区間記録
  • 1区
  • 2区
  • 3区
  • 4区
  • 5区
  • 6区
  • 7区
  • 8区
  • 9区
  • 10区
1980年代
1990年代
2000年代
2010年代
2020年代
  • 1区
  • 2区
  • 3区
  • 4区
  • 5区
  • 6区
全日本大学駅伝3区区間賞
1970年代
  • 70 伊藤保
  • 71 奥畑宣弘
  • 72 下村剛
  • 73 今野秀悦
  • 74 下村剛
  • 75 佐藤誠
  • 76 塩野一昭
  • 77 山田久次
  • 78 波多野宏美
  • 79 川口孝志郎
1980年代
  • 80 川口孝志郎
  • 81 川口孝志郎
  • 82 村越忍
  • 83 米重修一
  • 84 米重修一
  • 85 丸橋昇
  • 86 河村芳生
  • 87 只隈伸也
  • 88.1 足立泰男
  • 88.11 千葉祐一
  • 89 岩本照暢
1990年代
2000年代
2010年代
2020年代
  • *は現行区間記録
  • 1区
  • 2区
  • 3区
  • 4区
  • 5区
  • 6区
  • 7区
  • 8区
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