エゾボウフウ属

エゾボウフウ属
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
亜綱 : バラ亜綱 Rosidae
: セリ目 Apiales
: セリ科 Apiaceae
: エゾボウフウ属 Aegopodium
学名
Aegopodium L.
  • 本文参照
ウィキメディア・コモンズには、エゾボウフウ属に関連するカテゴリがあります。

エゾボウフウ属(エゾボウフウぞく、学名:Aegopodium、和名漢字表記:蝦夷防風属)はセリ科の属の一つ。

特徴

多年草地下茎があり、は直立し、上部で分枝する。は3出複葉または3出羽状複葉になる。は複散形花序になり、複散形花序の下にある総苞片、小花序の下にある小総苞片ともに無い。萼片はふつう無く、あってもごく小さい。花弁は白色になり、ときに赤みを帯びる。果実は無毛で、分果の隆条は脈状になり、油管は無い。

ユーラシアに7-8種あり、日本には野生種1種、帰化種1種がある。

日本にある種

  • エゾボウフウ Aegopodium alpestre Ledeb. -北海道、本州中部地方以北のほか、インド、ヒマラヤ、中国、東アジアに分布する。
  • イワミツバ Aegopodium podagraria L. -ヨーロッパ原産の帰化種

また2012年にはセントウソウChamaele decumbens (Thunb.) Makino)をエゾボウフウ属に置き Aegopodium decumbens (Thunb.) Pimenov & Zakharova とする見解も発表されている(詳細は当該項目を参照)。

外国の種

  • Aegopodium burttii Nasir
  • Aegopodium handelii H.Wolff
  • Aegopodium henryi Diels
  • Aegopodium kashmiricum (R.R.Stewart ex Dunn) Pimenov
  • Aegopodium latifolium Turcz.
  • Aegopodium tadshikorum Schischk.

ギャラリー

参考文献

  • 佐竹義輔大井次三郎北村四郎他編『日本の野生植物 草本Ⅱ 離弁花類』(1982年)平凡社
  • 米倉浩司・梶田忠 (2003-)「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList)
  • The Plant List
  • 表示
  • 編集