オゼノキサシン(英語: Ozenoxacin, 略称: OZNX, 記号番号: M5121, T-3912)は、主に尋常性痤瘡(にきび)の治療で使用されるニューキノロン系の抗菌剤であり、細菌性の皮膚感染症にも使用される。日本では、オゼノキサシン2%含有の外用剤であるゼビアックスローションが2015年から、油性クリームが2021年から[1]処方箋医薬品として販売されている[2]。(マルホ製造販売)
適応
適応菌種
オゼノキサシンに感性のブドウ球菌属 (Staphylococcus) 、アクネ菌 (P.acnes)
適応症
- 結節及び嚢腫には、他の適切な治療を行うこと
使用上の注意
- 表在性皮膚感染症の治療
- 1週間で効果が認められない場合は使用を中止すること。
- ざ瘡の治療
- 4週間で効果が認められない場合は使用を中止すること。
- 炎症性皮疹が消失した場合には継続使用しないこと。
- 耐性菌
- 耐性菌の発現等を防ぐため、疾病の治療上必要な最小限の期間の使用にとどめること。
副作用
- 有害事象(4.6%)
- 掻痒感(1.1%)、適用部位の乾燥(1.1%)、適用部位の刺激感(0.9%)
薬理学
作用機序
オゼノキサシンは、細菌のDNAジャイレース及びトポイソメラーゼIVに作用してDNAの複製を阻害することにより抗菌作用を示す。
脚注
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注釈
出典
- ^ https://www.kegg.jp/medicus-bin/japic_med?japic_code=00069219
- ^ “医薬品インタビューフォーム(2016年6月改訂 第3版)オゼノキサシン - ゼビアックスローション” (pdf). www.info.pmda.go.jp. 医薬品医療機器総合機構(PMDA)、マルホ株式会社 (2016年2月). 2016年9月22日閲覧。
参考文献
関連項目