カラバッジョ (鉄道車両)
カラバッジョ(Caravaggio)[3]は、日立レールが開発した2階建て近郊電車[4]。「カラバッジョ」は日立の製品名であり、導入先のトレニタリアでは「ロック(Rock)」の名称を使う[5]。トレニタリアと共にこの車両を導入しているトレノードでは「カラバッジョ」を使っている[4]。
概要
老朽化した2階建て客車の置き換えなどを目的として導入された[4]。一部の部品は日本国内で作られているが、最終組み立ては旧アンサルドブレーダから引き継いだイタリア国内の工場で行われている[4]。1両に2つの台車を持ち、台車間が2階建てになっている[4]。
出入口は2階建て部分の階下に設けられており、ホームが低いイタリアで円滑に乗り降りを行える構造になっている[4]。
4両編成の421形、5両編成の521形、6両編成の621形があり、4両編成、5両編成では両端の先頭車だけが電動車であり、6両編成は加えて中間車のうち1両が電動車になっている[4]。
最高速度は160 km/hで、低速時の加速度は1.1 m/s2[2]。
アルストムが開発した一階建て電車「ポップ」と同時期に導入された[1]。
脚注
外部リンク
- 新型大量輸送EMUプラットフォーム「カラバッジオ」 - 日立評論