クロロゴニウム

クロロゴニウム属

クロロゴニウム属の一種
Chlorogonium euchlorum

ドメイン	:	真核生物 Eukaryota
界	:	アーケプラスチダ Archaeplastida 植物界 Plantae
亜界	:	緑色植物亜界 Viridiplantae
門	:	緑藻植物門 Chlorophyta
綱	:	緑藻綱 Chlorophyceae
目	:	ボルボックス目 Volvocales
科	:	ヘマトコッカス科 Haematococcaceae
属	:	クロロゴニウム属 Chlorogonium

種

クロロゴニウム（Chlorogonium）は緑藻綱ボルボックス目（オオヒゲマワリ目）に属する単細胞の鞭毛虫からなる属である^[1]。

生態と特徴

湖沼などの淡水域に生息する^[2]。

単細胞性（群体にならず、1つの細胞で生活する）で、細胞は細長く、後ろの方は尖っている。細胞の長さは、23-50 µm。前の方は細くなり、その先端から2つの鞭毛が出ている。その鞭毛の長さは細胞の長さの約半分である。細胞の中央の核は、葉緑体がないため、白く見える^[2]。

クロロゴニウムには、アメリカヒキガエル Bufo americanusとの相利共生関係があり、アメリカヒキガエルがクロロゴニウムで覆われると、オタマジャクシがより速く成体「蛙」に変態する^[3] 。

[脚注の使い方]

^ NCBI webpage on Chlorogonium, “NCBI taxonomy resources”. National Center for Biotechnology Information. 2007年3月19日閲覧。
^ ^a ^b 一瀬・若林、2005年
^ Tumlison, Renn; Trauth, Stanley E. (July 2006). “A novel facultative mutualistic relationship between bufonid tadpoles and flagellated green algae”. Herpetological conservation and biology 1: 51–55. http://www.herpconbio.org/volume_1/issue_1/Tumlison_Trauth_2006.pdf.