ザ・キッズ・アー・オールライト
この項目では、ザ・フーの楽曲について説明しています。その他の項目については「キッズ・アー・オールライト (曖昧さ回避)」をご覧ください。 |
「ザ・キッズ・アー・オールライト」 | ||||||||
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ザ・フー の シングル | ||||||||
初出アルバム『マイ・ジェネレーション』 | ||||||||
B面 |
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リリース | ||||||||
規格 | 7" | |||||||
録音 |
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ジャンル | ||||||||
レーベル |
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作詞・作曲 | ピート・タウンゼンド | |||||||
プロデュース | シェル・タルミー | |||||||
ザ・フー シングル 年表 | ||||||||
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「ザ・キッズ・アー・オールライト」(英語: The Kids Are Alright) はザ・フーのピート・タウンゼンドが作曲した楽曲である。ザ・フーのデビュー・アルバム『マイ・ジェネレーション』(1965)の7曲目に収録されている。
リリース
「ザ・キッズ・アー・オールライト」は最初にアメリカ合衆国で、翌月イギリスでLPに収録されてから6ヶ月以上もの間、シングルとしてリリースされなかった。当時はそれほどの大ヒットというわけではなく、イギリスでは41位、アメリカでは85位だったが、アルバム『マイ・ジェネレーション』とともにバンド自身及び1960年代イングランドにおけるモッズサブカルチャーのアンセムとなった。1979年にはバンドに関する同名のドキュメンタリー映画『キッズ・アー・オールライト』も作られた。
この曲はアメリカ合衆国のシングル用にカットされたバージョンがあり、もともとのイギリスのアルバムバージョンよりこちらのほうがずっとよく知られるようになった。この短いバージョンでは、ギターソロが非常に短くなっている。ニ長調で標準的なスリーコード進行が使用されているが、コーラスの部分ではii-V-IV-Iというコード進行が使われている。
『マイ・ジェネレーション』に収録されている他、『四重人格』で「ヘルプレス・ダンサー」がフェードアウトした後、曲の出だし部分が聞こえる。
この曲のプロモーションビデオは1966年の7月か8月にハイド・パークで撮影された。
ライヴ
その後のライヴパフォーマンスでは、ザ・フーは「ザ・キッズ・アー・オールライト」の末尾に長い別のセクションをつけて演奏し、部分的にこの曲を作ってからわかったことに関して議論する即興の歌詞をつけたりすることもある。2000年に録音された『ライヴ・アット・ロイヤル・アルバート・ホール』でもこのような形で演奏された。このバージョンについて、タウンゼンドは以下のようにコメントしている。
この曲を書いた時は俺はただのガキんちょ(kid)で、自分がやったもろもろのことだけからいい悪いの区別をつけようとしてたんだ。人生の練習をしてたとでもいうのかな。妻との結婚にいちかばちか賭けてみるみたいな感じだった。ちょっとばかりキメてみたり、酒を飲んだりもした。やってみなかったものはほとんどなかったよ。それで、どういうわけだか、今でも大丈夫(alright)なんだよね。[3]
ジョン・エントウィッスルが亡くなってからは、付け足しの歌詞は時々エントウィッスル自身のことに触れるようになった。エントウィッスルが年代物の赤ワインが好きだったことも歌われたが、これはのちにエントウィッスルへのトリビュートである曲"Old Red Wine"に発展した。
評価
2006年に、「ザ・キッズ・アー・オールライト」はピッチフォークの1960年代最高の200曲ランキングのうち34位に選ばれた[4]。
カバー
ザ・クィアズ、ゴールドフィンガー、エディ・アンド・ザ・ホット・ロッズ、ドロップキック・マーフィーズ、Hi-STANDARD、グリーン・デイ、パール・ジャム、ザ・レヴォネッツなどがこの曲をカバーしている。ベル・アンド・セバスチャンは1999年のボウリィ・ウィークエンダーでのセットリストをこれでしめている。1995年にフラータスはアルバムTalk Show Heroでこの曲を録音している。2008年にビリー・ボブ・ソーントンのバンドであるボックスマスターズは二枚目のアルバムThe Boxmastersの最後にこの曲を録音している。マシュー・スウィートとバングルスのヴォーカリストであるスザンナ・ホフスによるカバーアルバムでもこの曲が録音された。ザ・フーのドラマー、キース・ムーンは自らのソロアルバムであるTwo Sides of the Moonでもこの曲を録音した。2016年にニコロデオンのテレビ番組『スクール・オブ・ロック』でもこの曲が使用された。
影響
オフスプリングの曲"The Kids Aren't Alright"はこの曲のタイトルをヒントにしている。フォール・アウト・ボーイの"The Kids Aren't Alright"は全く別の曲だが、やはりこの曲からタイトルをとってきている。アージ・オーバーキルの"The Kids Are Insane"、ラグワゴンの"The Kids Are All Wrong"、ローカルHの"All the Kids Are Right"も同様である。パーラー・モブの"The Kids"では、メインコーラスに'No the kids ain't alright'という歌詞がある。ロビー・ウィリアムズとカイリー・ミノーグの"Kids"にも"the kids are alright"という歌詞がある。 ビリー・ジョー・アームストロングがプロデュースを手掛けた日本のパンクバンドLINKの輸入盤アルバムのタイトルも「THE KIDS ARE ARLRIGT」である。
映画『キッズ・オールライト』の本来のタイトルはThe Kids Are All Rightであり、この楽曲からとられている。『スーパーナチュラル』のシーズン3第2話のタイトルも"The Kids Are Alright"である。『ザ・シンプソンズ』シーズン26第19話もこれにひっかけた"The Kids Are All Fight"というタイトルになっている。
Hi-STANDARDによるカバー
「THE KIDS ARE ALRIGHT」 | ||||
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Hi-STANDARD の シングル | ||||
リリース | ||||
録音 | 1996年 | |||
ジャンル | J-Punk | |||
レーベル | PIZZA OF DEATH RECORDS | |||
チャート最高順位 | ||||
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Hi-STANDARD シングル 年表 | ||||
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『THE KIDS ARE ALRIGHT』(ザ・キッズ・アー・オールライト)は、日本のパンク・ロックバンド、Hi-STANDARD が1996年にリリースした「キッズ・アー・オールライト」のカバーシングル。ジャケット写真はキッスのパロディになっている。
収録曲
- THE KIDS ARE ALRIGHT
- CLOSE TO ME
- MY HEART FEELS SO FREE
脚注
- ^ Unterberger, Richie. The Who - The Kids Are Alright - オールミュージック. December 10, 2015閲覧。
- ^ LaBate, Steve (18 December 2009). “Jangle Bell Rock: A Chronological (Non-Holiday) Anthology… from The Beatles and Byrds to R.E.M. and Beyond”. Paste. 2 March 2017閲覧。
- ^ Live at the Royal Albert Hall 2000.
- ^ Pitchfork's 200 Greatest Songs of the 1960s
外部リンク
“Rickenbacker Guitars” (英語). thewho.net. 2022年1月12日閲覧。
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ロジャー・ダルトリー - ピート・タウンゼント ダグ・サンダム - ジョン・エントウィッスル - キース・ムーン - ケニー・ジョーンズ | |
ツアー・メンバー | |
スタジオ・アルバム | マイ・ジェネレーション - ア・クイック・ワン - ザ・フー・セル・アウト - トミー - フーズ・ネクスト - 四重人格 - ザ・フー・バイ・ナンバーズ - フー・アー・ユー - フェイス・ダンシズ - イッツ・ハード - エンドレス・ワイヤー - WHO |
ライヴ・アルバム | ライヴ・アット・リーズ - フーズ・ラスト - ジョイン・トゥゲザー - ワイト島ライヴ1970 - BBCセッションズ - ライヴ・アット・フィルモア・イースト1968 |
コンピレーション | マジック・バス〜ザ・フー・オン・ツアー - ダイレクト・ヒッツ - ミーティ・ビーティ・ビッグ・アンド・バウンシィ - オッズ&ソッズ - キッズ・アー・オールライト (サウンドトラック) - フーズ・ミッシング - トゥーズ・ミッシング - Thirty Years of Maximum R&B - ゼン・アンド・ナウ |
EP | レディ・ステディ・フー - ワイアー・アンド・グラス |
主な楽曲 | ズート・スーツ/アイム・ザ・フェイス(ハイ・ナンバーズ名義) - アイ・キャント・エクスプレイン - エニウェイ・エニハウ・エニホエア - マイ・ジェネレーション - 恋のピンチ・ヒッター - アイム・ア・ボーイ - ハッピー・ジャック - クイック・ワン - リリーのおもかげ - 恋のマジック・アイ - マジック・バス - ピンボールの魔術師 - シー・ミー・フィール・ミー - シーカー - ババ・オライリィ - 無法の世界 - ビハインド・ブルー・アイズ - ジョイン・トゥゲザー - 5時15分 - 愛の支配 - スクイーズ・ボックス - フー・アー・ユー - ユー・ベター・ユー・ベット |
映画・映像作品 | キッズ・アー・オールライト - Thirty Years of Maximum R&B Live - ワイト島ライヴ1970 - ザ・フー:ライヴ・アット・キルバーン - ザ・フー:アメイジング・ジャーニー - Tommy & Quadrophenia Live With Special Guest - Quadrophenia Live In London - The Who & Special Guests - Live At The Royal Albert Hall - Who's Better, Who's Best - Live in Boston |
関連アルバム | トミー (ロンドン交響楽団) - トミー (オリジナル・サウンドトラック) - さらば青春の光 (サウンドトラック) - サブスティテュート〜ザ・ソングス・オブ・ザ・フー |
関連映画・映像作品 | モンタレー・ポップ フェスティバル'67 - ロックンロール・サーカス - ウッドストック/愛と平和と音楽の三日間 - ワイト島1970-輝かしきロックの残像 - トミー - さらば青春の光 - ランバート・アンド・スタンプ |
関連項目 | モッズ - トラック・レコード - ロック・オペラ - The Who's Tommy - Teenage Cancer Trust |
関連人物 | |
関連バンド | |
カテゴリ |
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難波章浩 (ボーカル・ベース) - 横山健 (ギター・ボーカル・コーラス) - 恒岡章 (ドラムス) | |||
シングル | 1.GROWING UP - 2.THE KIDS ARE ALRIGHT - 3.Love Is A Battlefield - 4.Another Starting Line - 5.Vintage & New, Gift Shits | ||
アルバム |
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映像作品 | |||
関連項目 |