シーメンス・モビリティ
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この項目では、シーメンスの鉄道・輸送部門について説明しています。かつてシーメンスが保有していた携帯電話部門については「en:Siemens Mobile」を、携帯電話事業のその後については「BenQ」をご覧ください。 |
種類 | 子会社 |
---|---|
業種 | 交通: |
設立 | 1989 (Siemens Traffic Technology division) 1 August 2018 (restructured) |
創業者 | Werner von Siemens |
本社 | ミュンヘン, Bavaria, Germany |
事業地域 | Global |
主要人物 | Michael Peter (CEO)[1] |
サービス | |
売上高 | €9.69 billion (2022) |
従業員数 | 34,200 (2017)[2] |
親会社 | シーメンス |
部門 |
|
ウェブサイト | mobility |
脚注 / 出典 Financial figures are for fiscal year 2022.[3] |
シーメンス・モビリティ (Siemens Mobility) はドイツの多国籍企業シーメンスの鉄道事業を担当する事業本部。鉄道車両のほかに信号装置、電装部品、転轍機の製造や空港における物流、道路交通のソリューションも手掛けている。鉄道車両部門では世界で2割強のシェアを持ち、アルストムおよびボンバルディア・トランスポーテーションとともにビッグスリーの一角をなしている。
沿革
- 1999年 - DUEWAG社を吸収。
- 2001年 - シーメンス・トランスポーテーション・システムズ発足。同年にフランス法人が全株式を取得していた同国のマトラ社鉄道事業も傘下に置く[4]。
- 2006年 - シーメンス・トランスポーテーション・システムズのフランスの拠点をシャティヨンに移転[5]。
- 2007年 - シーメンスAGの事業再編により本社産業部門 (Siemens Sector Industry) に吸収、産業・モビリティ事業部門 (Siemens AG - I & MO) となる[6]。
- 2011年10月1日 - 産業部門が都市インフラ部門 (Siemens Sector Infrastructure & Cities) に吸収され、、モビリティ部門がモビリティ・物流部門/Mobility and Logistics (Siemens AG - IC MOL) と鉄道部門のシーメンス・レール・システムズ (Siemens Rail Systems, Siemens AG - IC RL) に分割。
- 2012年11月28日 - イギリスのインベンシス・レール・グループから鉄道部門(元ウェスティングハウス・ブレーキ・アンド・シグナルを含む)を買収。
- 2014年10月1日 - 現在のシーメンス・モビリティとなる[7][8]。
主な製品
鉄道車両
高速鉄道
- トランスラピッド
-
- ICE 1
- ICE2
- ICE TD
- ICE T
- ICE 3
- ICE 4
機関車
- ベクトロン
- ユーロスプリンター(タウルス)
- チャージャー(英語版):ディーゼル・エレクトリック方式の機関車
- アムトラック
- ブライトライン
など
- ベクトロン(ドイツ鉄道247形)
- ユーロスプリンター(ドイツ鉄道182形)
- レイルジェット用「タウルス」
- アムトラック用チャージャーSC-44
- フロリダのブライトライン用チャージャー
都市間鉄道
- デジロ
- スワンナプーム国際空港連絡鉄道(エアポート・レール・リンク)
- 700形(テムズリンク)
- 332形(ヒースロー・エクスプレス)、333形
- ミレオ
- バンコク・スワンナプーム国際空港連絡鉄道
- 332形(イギリス)
- 333形(イギリス)
- 700形(イギリス)
地下鉄・都市鉄道
- ウィーン地下鉄
- シンガポールMRTのC651型
- 台北MRT321型
- 台北MRT341型
- 上海2号線AC02型
- 広州1号線
- バンコク・スカイトレイン
- ワルシャワ地下鉄
- ミュンヘン地下鉄
- ラピドKL
モノレール
「SIPEM(SIemens PEple Mover)」のブランドで懸垂型モノレールを展開している。
「SIPEM」も参照
VAL
かつてマトラ社が展開していたヴェイキュロトマティクレジェ (VAL) はシーメンスのフランス法人が1998年に株式の95%、2001年に残りの5%を取得し、以後当社のブランドとなっている。
- 台北捷運文湖線 - VAL256
- オルリーヴァル - VAL206
- トゥールーズ地下鉄 - VAL206, VAL208
- レンヌ地下鉄 - VAL208
- トリノ地下鉄 - VAL208
- シカゴ・オヘア国際空港の空港内交通システム (Airport Transit System) - VAL256
- 議政府軽電鉄 - VAL208
など
- 台北捷運文湖線のVAL256
- 議政府軽電鉄VAL208
- リールメトロのVAL206
- トゥールーズのVAL208
- オルリーのVAL206
- トリノのVAL208
- シカゴ・オヘア空港
路面電車・ライトレール
など
- 広島電鉄5000形(グリーンムーバー)
- アムステルダムのトラム
- メルボルンのトラム
- ブダペストのトラム
- ヒューストン・メトロレール
- アトランタ・ストリートカー
その他
転轍機
- S700 K
- ケルン-ライン=マイン高速線
- 韓国高速鉄道(京釜高速線)
- 台湾高速鉄道[11]
など
インバータ
シーメンス VVVF(SIBAC シリーズ)
日本
- JR東日本E2系(CI6、東芝とシーメンスが共同で開発)
- JR東日本E501系 (CI3)
- 京急2100形 (G1450 D1130/560 M5-1)
- 京急新1000形 (G1450 D1130/560 M5-1、G1450 D1130/480 M5-1)
- 都営E5000形電気機関車 (TINV-5)
中国
- 1号線01A03型 (G1500 D1150/580 M5-1)
- 1号線01A04型 (G1500 D1100/400 M5-1)
- 1号線01A07型(TKQ506B2000、縱橫機電とシーメンスが共同で開発)
- 2号線02A01型 (G1500 D1150/580 M5-1)
- 2号線02A05型(TKQ506B2000、縱橫機電とシーメンスが共同で開発)
- 4号線04A01型 (G1500 D1100/400 M5-1)
- 11号線11A01型 (G1500 D1100/400 M5-1)
- 13号線13A01型 (G1500 D1100/400 M5-1)
- 16号線16A01型 (G1500 D1100/400 M5-1)
- 16号線16A02型(TKQ506G2000、縱橫機電とシーメンスが共同で開発)
- 18号線18A01型(TKQ506F2000、縱橫機電とシーメンスが共同で開発)
- 2号線A4型 (G1500 D1100/400 M5-1)
- 3号線B1型 (G1500 D1000/300 M5-1)
- 3号線B2・B4型 (G1500 D1100/400 M5-1)
- 3号線B10型 (G1500 D1100/657 M5-1)
- 広仏線B3型1次車 (G1500 D1000/300 M5-1)
- 1号線1次車 (G1500 D1000/300 M5-1)
- 1号線2次車(TKQ506D2000、縱橫機電とシーメンスが共同で開発)
- 10号線1次車(TKQ506SA2000、縱橫機電とシーメンスが共同で開発)
- 2号線1次車 (G750 D570/800 M5-1)
- 2号線2次車(TKQ5032000、縱橫機電とシーメンスが共同で開発)
- 4号線1次車 (G750 D570/800 M5-1)
- 4号線2次車(縱橫機電とシーメンスが共同で開発)
- 8号線1次車(縱橫機電とシーメンスが共同で開発)
- 1号線1次車(G1500 D1100/400 M5-1)
- 1号線2次車(TKQ5052000、縱橫機電とシーメンスが共同で開発)
- 1号線3次車(縱橫機電とシーメンスが共同で開発)
- 1号線1次車 (G1500 D1000/300 M5-1)
- 1号線2次車(TKQ5042000、縱橫機電とシーメンスが共同で開発)
- 1号線1次車用更新機器(縱橫機電とシーメンスが共同で開発)
- 10号線1次車(縱橫機電とシーメンスが共同で開発)
その他
など
その他の地域
- サンパウロ CPTM 3000形 (G3000 D2330/500 M5 rfz)
- ポルトガル鉄道
- Korail 8100・8200系
- ロシア鉄道
- ニュルンベルク地下鉄
- ミュンヘン地下鉄
- ウィーン地下鉄
- ワルシャワ地下鉄 Inspiro (G750 D570/800 M5-1)
- ソフィア地下鉄 Inspiro
- オスロ T-bane
- 台北捷運 C321型、C341型
- 高雄捷運
など
- 京急1000形(2代)・2100形用
GTO-VVVF(消滅) - 京急1000形(2代)用
IGBT-VVVF(消滅)
- 広州地下鉄3号線B1型用
IGBT-VVVF - 広州地下鉄3号線B2・B4型用
IGBT-VVVF - 広州地下鉄3号線B10型用
IGBT-VVVF
信号施設・機電部門
- 北京地下鉄
- 広州地下鉄
- 高雄捷運[12]
- 桃園機場捷運(インベンシス時代に納入[13])
など
CBTC
無線による移動閉塞システム「CBTC」(Communications-Based Train Control) をマトラ・トランスポート時代のSAET(フランス語版)を経て、Trainguard MT CBTC(英語版)というブランドで展開している。
- パリメトロ14号線の集中管理システム(マトラ時代)
脚注
[脚注の使い方]
- ^ a b “Peter and Soussan to head Siemens Mobility Division”. Template:Cite webの呼び出しエラー:引数 accessdate は必須です。
- ^ a b c “Siemens Company Presentation”. Press - Siemens Global Website. Siemens AG. 26 December 2017閲覧。
- ^ “Annual Reports” (英語). siemens.com Global Website. SIEMENS. 27 March 2023閲覧。
- ^ Meldung Siemens: Internationale Firmierung. In: Eisenbahn-Revue International. Heft 2/2001, S. 57, ISSN 1421-2811
- ^ [1] シーメンス公式(フランス語)
- ^ シーメンス、3つのセクターと15の事業部へ組織改革 シーメンスジャパン、2007年11月28日。
- ^ シーメンス、事業再編後の新経営陣について シーメンスジャパン、2014年5月9日。
- ^ エリアレポート(ドイツ)『ジェトロセンサー』2014年8月号、日本貿易振興機構
- ^ (英語)Sofia awards metro contract to Siemens and Newag インターナショナル・レールウェイ・ジャーナル、2016年3月15日。
- ^ "First Riyadh metro trainset unveiled by Siemens" レールウェイ・ガゼット・インターナショナル、2016年2月23日。(英語)
- ^ (繁体字中国語)高鐵小百科:高鐵高速轉轍器交通部高速鐵路工程局
- ^ (繁体字中国語)高雄捷運電聯車 與美、澳訂單同製程打造 大紀元、2005年5月31日。
- ^ (繁体字中国語)機捷通車延宕 關鍵出在「聯合國」承包商 自由時報、2016年4月24日。
外部リンク
ウィキメディア・コモンズには、シーメンス・モビリティに関連するカテゴリがあります。
- 公式ウェブサイト(英語)(ドイツ語)
- モビリティ シーメンス日本法人
- シーメンス・モビリティ (@siemensmobility) - X(旧Twitter)(英語)
- シーメンス・モビリティ (RollingOnRails) - Facebook (英語)(ドイツ語)
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*:登場予定のもの、計画中のもの - †:過去に存在したもの
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