スラックキーギター
スラックキーギター(英語:Slack-key guitar)は、19世紀にハワイで生まれたギタースタイルである。ハワイアン・ミュージックでよく使われるが、ギターの種類や形式ではなく、そのチューニングと奏法の総称である。基本的にオープン・チューニングであり、その組み合わせは奏者によって無数に存在するといってもいい。
チューニングにも名前があり、代表的なものに「タロパッチ」がある。タロパッチとは、ハワイの人たちが主食としているタロイモの水田のことである。タロパッチチューニングにもいくつかの組み合わせがあり、もっともよく使われるのはオープンGチューニングで、6弦からD-G-D-G-B-Dである。次によく使われるのが「Gワヒネチューニング」で、タロパッチの3弦を半音下げたD-G-D-F#-B-Dである。ワヒネはハワイ語で女性を意味する。日本におけるスラックキーギター奏者の第一人者は山内雄喜である。
おもなスラックキーギター奏者
- Gabby Pahinui(英語版)
- Raymond Kāne(英語版)
- Atta Issacs(英語版)
- Leonard Kwan(英語版)
- Sonny Chillingworth(英語版)
- Fred Punahoa(英語版)
- Alice Namakelua(英語版)
- Keola Beamer(英語版)
- Ledward Kaapana(英語版)
- Peter Moon(英語版)
- Cyril Pahinui(英語版)
- Dennis Kamakahi(英語版)
- George Kahumoku, Jr.(英語版)
- Ozzie Kotani(英語版)
- John Keawe(英語版)[1]
日本のスラックキーギター奏者
- 山内雄喜
- 鴻池薫
- 松本のぼる
- カモクタカハシ/Kamoku Takahashi
- 鈴木祐輔
- MAKALANI
- 石川優美&Pono Lani
- MAYUKO
- Slack-key Marty / KOʻOLUA
- Hide Maha Sagae
※ダカイン鶴下
脚注
- ^ John Keawe
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