テオドロ・オビアン・ンゲマ

この名前は、スペイン語圏の人名慣習に従っています。第一姓(父方の姓)はンゲマ第二姓(母方の姓)はンバソゴです。
テオドロ・オビアン・ンゲマ
Teodoro Obiang Nguema

テオドロ・オビアン・ンゲマ(2023年撮影)

任期 1982年10月12日 – 現職
第一副大統領
一覧参照
  • イグナシオ・ミラム・タン(英語版)
    テオドロ・ンゲマ・オビアン(英語版)
首相
一覧参照
  • クリスティーノ・セリーチェ・ビオコ(英語版)
    シルベストレ・シアル・ビレカ(英語版)
    アンヘル・セラフィン・セリーチェ・ドーガン(英語版)
    カンディド・ムアテテマ・リバス(英語版)
    ミゲル・アビア・ビテオ・ボリコ
    リカルド・マンゲ・オバマ・ンフベア
    イグナシオ・ミラム・タン(英語版)
    ビセンテ・エハテ・トミ(英語版)
    フランシスコ・パスカル・オバマ・アスエ(英語版)
    マヌエラ・ロカ・ボテイ(英語版)
    マヌエル・オサ・ヌスエ・ヌスア(英語版)

赤道ギニアの旗 赤道ギニア共和国
初代 最高軍事評議会議長(英語版)
任期 1979年8月25日1982年10月12日
第一副議長 フロレンシオ・マイェ・エラ(英語版)

赤道ギニアの旗 赤道ギニア共和国
初代 革命軍事評議会議長(英語版)
任期 1979年8月3日1979年8月25日
第一副議長 フロレンシオ・マイェ・エラ(英語版)

アフリカ連合の旗 アフリカ連合
第9代 総会議長(英語版)
任期 2011年1月31日2012年1月29日

出生 (1942-06-05) 1942年6月5日(82歳)
スペインの旗 スペイン領ギニア アコアカン(英語版)
政党 赤道ギニア民主党
受賞
出身校 総合陸軍士官学校(英語版)
スペイン国立通信教育大学
エンリケ・ンヴォ・オケンヴェ国立大学(英語版)
配偶者 コンスタンシア・マンゲ(英語版)
エレマ
マリア・ベルミニア・ブカナン・ガルシア
ショー
子女 テオドロ・ンゲマ・オビアン(英語版)
ガブリエル・ムベガ・オビアン(英語版)
ルスラン・オビアン・ンスエ
親族 フランシスコ・マシアス・ンゲマ(叔父)
宗教 キリスト教カトリック

テオドロ・オビアン・ンゲマ・ムバソゴスペイン語: Teodoro Obiang Nguema Mbasogo, 1942年6月5日 - )は、赤道ギニア政治家。現在、同国大統領(第2代)。赤道ギニア民主党の指導者。名前のカタカナ表記は、ンゲマヌゲマ[1]ムバソゴンバソゴとも表記する。アフリカ連合総会議長(第9代)などを歴任した。

経歴

1982年のンゲマ

スペインの士官学校で学び、母国で大佐になった。1979年8月、叔父であるフランシスコ・マシアス・ンゲマの独裁政権をクーデターで倒し、軍事政権を打ち立て、自らその議長として国家元首(革命軍事評議会議長、のちに最高軍事評議会議長)に就任した(1982年10月には大統領就任)。政権奪取後は事実上の独裁体制をしき、1982年に民政移管などを定めた新憲法を採択させたが、クーデター未遂がたびたび発生した。

1987年に自らの一党独裁の政権党として赤道ギニア民主党(以下PDGE)結成。民主化を要求するスペインフランスアメリカ合衆国の圧力を受け1991年11月、複数政党制を認めた新憲法が国民投票で承認されたが、大統領の免責規定などに野党勢力は反発して1993年の総選挙は野党の大半がボイコットする中、PDGEが大勝。1996年2月の大統領選も野党はボイコットし、ンゲマが得票率99%で4選、2002年12月で5選、2009年11月は得票率95.37%で6選した[2]。2011年1月にはアフリカ連合総会議長に就任、1年間の任期を務めた。

2016年の大統領選挙は11月に行われる予定であったが、何の説明もないまま4月24日に投票が繰り上げられた。暫定結果では得票率93.7%で、事前の予測どおりの圧勝であった[2][3]。2016年時点でアフリカ最長の政権となっており[2]、君主を除けば世界最長の政権を率いる人物である。

2021年2月15日、中国シノファームCOVID-19ワクチン(BBIBP-CorV)を接種し、「中国は赤道ギニアにとって最高の友人であるだけでなく、アフリカにとって最高の友人だ」と述べた[4]

2022年9月19日、赤道ギニアの国営テレビは、ンゲマ大統領が死刑制度を「完全に廃止する」法案に署名したと報じた。国際人権団体アムネスティ・インターナショナルによると、赤道ギニアで最後に死刑が執行されたのは2014年。国際連合非政府組織(NGO)などはンゲマ政権下で強制失踪、恣意的な拘束、拷問が行われていると批判している[5]。同年11月20日の大統領選挙で得票率95%で8選し[6][1]、世界最長の現役首脳となった[1]

人物と家族

ンゲマは、しばしば人食い麻薬中毒者として批判されてきた。また、石油生産から巨額の賄賂を受け取っているとされると同時に、国内でも汚職が深刻である。

息子であり、2016年以降第一副大統領(英語版)を務めるテオドロ・ンゲマ・オビアン・マンゲ(英語版)(マングエ、マング、マヌゲとも)は、その贅沢なライフスタイルで非難されており、米国資産7000万ドルを所有し、2019年にはスイスの検察からの公金横領・汚職事件の捜査打ち切りと引き換えに所持するスーパーカー25台が差し押さえられ競売にかけられて大きな話題となった。

出典

  1. ^ a b c “80歳大統領が6選、半世紀君臨へ 赤道ギニア 世界最長の現役首脳:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル (2022年11月28日). 2022年12月15日閲覧。
  2. ^ a b c “アフリカ最長政権、また圧勝へ=赤道ギニアで大統領選”. 時事ドットコム (時事通信社). (2016年4月25日). http://www.jiji.com/jc/article?k=2016042500335&g=int 2016年4月29日閲覧。 
  3. ^ “アフリカ最長政権継続=権力36年の現職圧勝-赤道ギニア大統領選”. AFPBB News (フランス通信社). (2016年4月29日). http://www.afpbb.com/articles/-/3085758 2016年4月30日閲覧。 
  4. ^ “中国のワクチンが各国へ 発展途上国を支援”. AFP (フランス通信社). (2021年3月1日). https://www.afpbb.com/articles/-/3334172 2021年3月6日閲覧。 
  5. ^ “死刑制度を廃止 赤道ギニア”. 時事ドットコム (時事通信社). (2022年9月20日). https://web.archive.org/web/20220920072313/https://www.jiji.com/jc/article?k=2022092000722&g=int 2022年11月21日閲覧。 
  6. ^ “赤道ギニア大統領6選 在職43年の80歳”. 産経新聞. (2022年11月27日). https://www.sankei.com/article/20221127-ERA47I3ASNLVHKP4VQNUASMWYA/ 2022年11月27日閲覧。 

外部リンク

  • Torture and Poverty in Equatorial Guinea
  • http://www.ecaligiuri.com Honorary Consul for Equatorial Guinea
  • African Dictatorships and Double Standards: Where is the International Criticism Over US-Allied Equatorial Guinean Leader Teodoro Obiang? - Democracy Now!(July 10, 2008)(赤道ギニアの独裁者は米国の友人 日本語字幕付 デモクラシーナウ!ジャパン)


公職
先代
フランシスコ・マシアス・ンゲマ
赤道ギニアの旗 赤道ギニア共和国大統領
第2代:1979 -
次代
(現職)
外交職
先代
ビング・ワ・ムタリカ
アフリカ連合総会議長
第9代:2011 - 2012
次代
ヤイ・ボニ


アフリカ統一機構(OUA)・アフリカ連合(AU)の総会議長
アフリカ統一機構
(1963 - 2002)

アフリカ連合
(2002 - )
1 代行。
典拠管理データベース ウィキデータを編集
全般
  • FAST
  • ISNI
  • VIAF
  • WorldCat
国立図書館
  • スペイン
  • フランス
  • BnF data
  • カタルーニャ
  • ドイツ
  • アメリカ
  • スウェーデン
  • オランダ
その他
  • IdRef
  • 表示
  • 編集
スタブアイコン

この項目は、赤道ギニアに関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています(PJ:アフリカ)。

  • 表示
  • 編集