リポヴァン人
リポヴァン人(英語: Lipovans、ロシア語: Липовáне,、ルーマニア語: Lipoveni,、ウクライナ語: Липовани)は、ルーマニアのモルダヴィア地域とドブロジャとムンテニア地域に定住した、主にロシア民族出身でロシア正教でも古儀式派の信者を指す。2002年の人口調査では、ルーマニアのドブロジャに35,791人のリポヴァン人が住んでいる。
リポヴァンの語源ははっきりしないが、ボダイジュ(ロシア語のЛипа=リパ)であるという説がある。
リポヴァン人と呼ばれる人々は、18世紀以降のロシア帝国でロシア正教からの分離派として、移住した人々である。モルダヴィアのプルト川下流域およびドナウ川河口デルタで、現在でもロシア語を使い暮らしている。[1]
同じくドナウ川河口デルタにあるウクライナのヴィルコヴェ(Vylkove、北緯45度23分57秒 東経29度35分37秒 / 北緯45.39917度 東経29.59361度 / 45.39917; 29.59361)にもリポヴァン人が多く住む。
脚注
- ^ NHK BSP番組:ぐるっと黒海4000キロ「アジアと欧州の交差点を行く」前編の中程(2014年作成、2020年11月18日再放送)
参照項目
外部リンク
ウィキメディア・コモンズには、リポヴァン人に関連するカテゴリがあります。
- Lipovans – Old-believers in Romania (The Russian Orthodox Old Believers Church)