上木崎

上木崎
ビバモールさいたま新都心
■上木崎の位置(埼玉県内)
■上木崎
上木崎
上木崎の位置
北緯35度53分15.26秒 東経139度38分32.25秒 / 北緯35.8875722度 東経139.6422917度 / 35.8875722; 139.6422917
日本の旗 日本
都道府県 埼玉県
市町村 さいたま市
浦和区
地域 浦和市
人口
2017年平成29年〉9月1日時点)[1]
 • 合計 14,943人
等時帯 UTC+9 (日本標準時)
郵便番号
330-0071[2]
市外局番 048[3]
ナンバープレート 大宮

上木崎(かみきざき)は、埼玉県さいたま市浦和区町丁。現行行政地名は上木崎一丁目から上木崎八丁目。住居表示実施地区[4]郵便番号は330-0071[2]

地理

埼玉県さいたま市浦和区北西部の大宮台地(浦和大宮支台)上に位置する。地区東端の台地の縁に沿うように見沼代用水西縁が流れる。 地区の東側を木崎や皇山町、南側を領家や針ヶ谷、西側を中央区下落合や同上落合や同新都心、北側を大宮区北袋町や大原と接する。 一丁目から四丁目が産業道路より西側、五丁目から八丁目が東側となっている。与野駅からも近く、主に住宅地となっている。浦和区であるが与野駅が地区内に所在しており、店舗名にも与野が付く店が多い。与野駅西口は再開発により整備されたが、東口はいまだに駅前広場の整備がされていない。

地区内に古墳時代中期の遺跡である上木崎遺跡等がある[5]

地価

住宅地の地価は、2022年令和4年)1月1日公示地価によれば上木崎2丁目13-15の地点で35万5000円/m2となっている[6]

歴史

もとは江戸期より存在した武蔵国足立郡木崎領に属する木崎村であった[7]。古くは戦国期より見出せる足立郡のうちの郷村名の木崎郷であった。元禄年間頃に木崎村より上木崎村のほか、下木崎村、瀬ヶ崎村、駒場村が分村されたと見られる[5][7]。村高は「元禄郷帳」では238石余、「天保郷帳」では294石余。助郷中山道浦和宿に出役していた。化政期の戸数は37軒で、村の規模は東西10町余、南北8町余であった[8]。瀬ヶ崎村内には飛地があった[8]

  • 発足時は幕府領、以降変遷無し[5]。なお、検地1690年(元禄3年)に実施[8]
  • 幕末時点では足立郡上木崎村であった。明治初年の『旧高旧領取調帳』の記載によると、代官大竹左馬太郎支配所が管轄する幕府領であった[9]
  • 1868年慶応4年)6月19日 - 武蔵知県事・山田政則(忍藩士)の管轄となる。
  • 1869年明治2年)
  • 1871年(明治4年)11月13日 - 第1次府県統合により埼玉県の管轄となる。
  • 1879年(明治12年)3月17日 - 郡区町村編制法により成立した北足立郡に属す。郡役所は浦和宿に設置。
  • 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制施行により、上木崎、下木崎、駒場、瀬ヶ崎、針ヶ谷、本太、北袋、木崎領領家が合併し、木崎村(江戸期の木崎村とは別の自治体)が成立[7]。上木崎村は木崎村の大字上木崎となる。
  • 1932年昭和7年)4月1日 - 木崎村が谷田村と共に浦和町へ編入され[10]、浦和町の大字となる。
  • 1934年(昭和9年)2月11日 - 浦和町が市制を施行し、浦和市となり[10]、浦和市の大字となる。
  • 1952年(昭和27年) - 地内に浦和市立上木崎小学校(現、さいたま市立上木崎小学校)が開校する[5]
  • 1954年(昭和29年) - 地内に浦和市立大原中学校(現、さいたま市立大原中学校)が開校する[5]
  • 1956年(昭和31年) - 公営上木崎住宅が建設され、共用(34戸)される[5]。その後増設され、翌々年共用(72戸)される。
  • 1967年(昭和42年)9月1日 - 住居表示実施のため大字上木崎、駒場二丁目の各一部から上木崎一丁目〜四丁目が成立[11]
  • 1968年(昭和43年) - 地内に浦和上木崎郵便局が開局する[5]
  • 1982年(昭和57年)8月1日 - 大字上木崎と下木崎と上木崎三丁目の各一部から上木崎五丁目〜八丁目が成立[12](五・六丁目は上木崎から、七・八丁目は上木崎と下木崎から)。また、大原一丁目〜七丁目も同日、大字上木崎と下木崎の北部から成立[12]、上木崎からは大原二・三丁目の西側(さいたま市立大原中学校付近)が成立した。また、瀬ヶ崎一丁目〜五丁目も同日、大字上木崎、下木崎および大字領家、瀬ヶ崎の各一部から成立した[12]皇山町も同日、上木崎と下木崎の各一部から成立した[12]。これにより大字上木崎は消滅する[12]
  • 2001年平成13年)5月1日 - 浦和市が与野市大宮市と合併しさいたま市となり、さいたま市の町丁となる。
  • 2003年(平成15年)4月1日 - さいたま市が政令指定都市に移行し、さいたま市浦和区の町丁となる。

世帯数と人口

2017年(平成29年)9月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[1]。埼玉県内では鳩山町(約1万3千人)よりも人口が多い。

丁目 世帯数 人口
上木崎一丁目 1,592世帯 3,473人
上木崎二丁目 1,055世帯 2,442人
上木崎三丁目 801世帯 1,900人
上木崎四丁目 721世帯 1,508人
上木崎五丁目 545世帯 1,396人
上木崎六丁目 1,133世帯 2,419人
上木崎七丁目 484世帯 1,225人
上木崎八丁目 250世帯 580人
6,581世帯 14,943人

小・中学校の学区

市立小・中学校に通う場合、学区(校区)は以下の通りとなる[13]

丁目 番地 小学校 中学校
上木崎一丁目 全域 さいたま市立上木崎小学校 さいたま市立大原中学校
上木崎二丁目 全域
上木崎三丁目 全域
上木崎四丁目 1〜5番
7〜9番
その他 さいたま市立針ヶ谷小学校
上木崎五丁目 全域 さいたま市立上木崎小学校
上木崎六丁目 32〜35番
17〜25番
28〜31番
36〜37番
さいたま市立針ヶ谷小学校
その他 さいたま市立木崎小学校
上木崎七丁目 全域 さいたま市立上木崎小学校
上木崎八丁目 全域

交通

道路

地域

寺社・史跡

足立神社
  • 足立神社(五丁目)
  • 本地堂(六丁目)
  • 阿弥陀寺(六丁目)
  • 天台宗正福寺(七丁目)
  • 相之谷堂(七丁目)

公園・緑地

1丁目
  • 上木崎1丁目公園
  • 上木崎1丁目西公園
  • 上木崎1丁目第二公園
3丁目
  • 上木崎三丁目第一公園
  • 上木崎三丁目第二公園
5丁目
  • 上木崎足立神社公園
7丁目
  • 皇山第一公園
  • 皇山第二公園

施設

地区が与野駅に近いこともあり、数多くの商業施設や民間施設が立地する。

1丁目
2丁目
3丁目
4丁目
6丁目
  • 皇山住宅
7丁目
  • みぬま幼稚園

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ a b “さいたま市の人口・世帯(時系列結果)”. さいたま市 (2017年9月5日). 2017年9月20日閲覧。
  2. ^ a b “郵便番号”. 日本郵便. 2017年9月30日閲覧。
  3. ^ “市外局番の一覧”. 総務省. 2017年5月29日閲覧。
  4. ^ “住居表示実施地区一覧” (PDF). さいたま市 (2019年2月26日). 2019年8月30日閲覧。[リンク切れ]
  5. ^ a b c d e f g 『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』256頁。
  6. ^ a b 国土交通省地価公示・都道府県地価調査
  7. ^ a b c 『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』 305頁。
  8. ^ a b c 新編武蔵風土記稿 上木崎村.
  9. ^ 「旧高旧領取調帳データベース」の検索結果も参照。
  10. ^ a b 『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』1420頁。
  11. ^ 『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』916頁。
  12. ^ a b c d e 『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』増補4頁。
  13. ^ “さいたま市立小・中学校通学区域一覧”. さいたま市 (2024年4月2日). 2024年5月16日閲覧。

参考文献

  • 「角川日本地名大辞典」編纂委員会『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』角川書店、1980年7月8日。ISBN 4040011104。 
  • 浦和市総務部市史編さん室『わがまち浦和―地域別案内』浦和市、1982年11月30日。全国書誌番号:83024476、NCID BN10203371。 
  • 旧高旧領取調帳データベース
  • 「上木崎村」『新編武蔵風土記稿』 巻ノ143足立郡ノ9、内務省地理局、1884年6月。NDLJP:763998/51。 

関連項目

外部リンク

  • さいたま市地図情報 - さいたま市
  • 浦和区ガイドマップ - さいたま市
  • 木崎自治協力会
浦和市
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