千条の滝

千条の滝
2021年4月撮影の千条の滝
所在地 250-0406 神奈川県足柄下郡箱根町小涌谷507[1]
位置 北緯35度14分07秒 東経139度03分00秒 / 北緯35.2352577度 東経139.0501301度 / 35.2352577; 139.0501301
落差 3 m
滝幅 20 m
水系 蛇骨川
地図
プロジェクト 地形
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千条の滝(ちすじのたき)は神奈川県箱根町に位置する、幅20 m、高さ3 m[2][3]の滝である。

特徴

20 mの幅を持つ滝面を複数に分かれて水が流れることからこの名称がついたとされる[3]。この滝面は円礫岩によって形成されており、これらの円礫岩は土石流によって供給された[2]

歴史

絵葉書「箱根小涌谷千條の瀧」

小涌谷は明治時代に至るまで「小地獄」と呼称されており、開発がなされていなかった[2]。大正時代に三河屋旅館の創業者である榎本恭三[注釈 1]によって、滝までアクセス可能な道が建設された[5]:32。建設後は茶店が設置された[2]

ギャラリー

  • 2013年2月撮影。
    2013年2月撮影。
  • 2015年5月撮影の映像。
  • 2021年4月撮影の映像。
  • 2021年4月撮影。円礫岩にフォーカス。
    2021年4月撮影。円礫岩にフォーカス。
  • 2021年12月撮影。
    2021年12月撮影。

脚注

[脚注の使い方]

注釈

  1. ^ 1864年元治元年)生誕。箱根ホテル富士屋自働車の取締役なども務めた[4]:エ15

出典

  1. ^ “千条の滝”. 箱根ナビ. 小田急箱根ホールディングス. 2020年11月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年3月5日閲覧。
  2. ^ a b c d “H21 千条の滝(ちすじのたき)”. 箱根ジオパーク (2017年7月18日). 2020年11月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年4月5日閲覧。
  3. ^ a b “千条の滝”. 箱根全山. 箱根町観光協会. 2021年1月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年4月5日閲覧。
  4. ^ 人事興信所 編『人事興信録』(第8版)人事興信所、東京、1928年。doi:10.11501/1078684。国立国会図書館書誌ID:000000790480 全国書誌番号:47037238。https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1078684/3112021年4月5日閲覧 
  5. ^ 菊川城司「ワクワク箱根温泉(第9回)小涌谷温泉」(PDF)『観測だより』第67巻、神奈川県温泉地学研究所、小田原、2017年、31-34頁、ISSN 1342-9469、NAID 40021257212、国立国会図書館書誌ID:028366010、2021年4月5日閲覧 

関連項目

オープンストリートマップのロゴ
オープンストリートマップに千条の滝の地図があります。
ウィキメディア・コモンズには、千条の滝に関連するカテゴリがあります。
ポータル 日本の都道府県/神奈川県
ポータル 日本の都道府県/神奈川県
  • 鷹巣山 (神奈川県)
    • 飛龍の滝 - 上段15m、下段25mの滝。
  • 火山砕屑岩 - 火山砕屑物が堆積し形成される堆積岩の一種。

外部リンク

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