塚本哲人

塚本 哲人(つかもと てつんど、1925年9月2日[1] - 2008年4月9日)は、日本社会学者東北大学名誉教授。専門は、農村社会学社会教育学。戦後の日本農村社会学福武直らとともに基礎づけた。

人物・来歴

1925年、東京生まれ。1945年旧制山形高校卒業後[1]、1948年東京帝国大学文学部社会学科卒業[1]。1951年東京大学大学院社会学専攻満期退学[1]

1950年東洋大学文学部助教授[1]、1951年東京大学文学部助手[1]、1955年北海道大学文学部助教授[1]を経て、1958年東北大学教育学部助教授[1]。1972年同教授[1]東北大学では、1989年に定年退官をむかえるまで、東北地方の農村調査を精力的に進めるとともに、数多くの弟子を輩出した。[要出典]

定年退官後は、明海大学常磐大学で教鞭をとった後、1997年岩手県立盛岡短期大学学長となり、1998年からは岩手県立大学開学とともに副学長に就任した。2004年に退職、瑞宝中綬章[2]に叙された。[要出典]

著書

共著

編著

  • 『高齢者教育の構想と展開』(全日本社会教育連合会, 1990年)
  • 『現代農村における「いえ」と「むら」』(未來社, 1992年)

共編著

  • (古野有隣)『社会教育の経営』(第一法規出版, 1979年)
  • (古野有隣・山路勝男)『21世紀への人づくりまちづくり――岩手県金ケ崎町 生涯教育の実践』(日常出版, 1984年)
  • 『歴史にみる東北の方位』(河北新報社, 1991年)
  • 渡辺信夫米地文夫)『風土にみる東北のかたち』(河北新報社, 1991年)

翻訳

  • R.P.ドーア『都市の日本人』(岩波書店, 1962年)

脚注

  1. ^ a b c d e f g h i 「著作目録(塚本哲人)」『東北大学教員業績目録』第365巻、東北大学史料館、1989年3月。 
  2. ^ “平成16年春の叙勲 瑞宝中綬章受章者” (PDF). 内閣府. p. 11 (2004年4月29日). 2004年7月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年4月25日閲覧。