大導寺信輔の半生
大導寺信輔の半生―或精神的風景画― | |
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作者 | 芥川龍之介 |
国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
ジャンル | 短編小説 |
発表形態 | 雑誌掲載 |
初出情報 | |
初出 | 『中央公論』1925年1月号(第40年第1号) |
刊本情報 | |
刊行 | 岩波書店 1930年1月 |
収録 | 『芥川龍之介全集 第4巻』 岩波書店 1927年 |
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『大導寺信輔の半生』(だいどうじしんすけのはんせい)は、芥川龍之介の短編小説。1925年(大正14年)1月に『中央公論』にて発表されたが、未完となった。芥川の晩年の作品で、年齢を重ねたことによって作品に厚みを与えたと菊池寛に評価された。
副題にあるとおり、大導寺信輔という少年の物語というよりは「精神的風景画」が6章ものされている[要説明]。本編最後の「附記」によれば「あと三四倍は続けるつもりで」あったとされており、実際に「空虚」と「厭世主義」という二つの章が書かれているが、後者の途中で筆が切れて未完となった。
本作は芥川の半自伝小説と言えるが、小説の主人公は養子には出されていないなど相違している部分も多く、この事実との置き換えのために筆が止まったと心理学者岸田秀は『芥川龍之介論 シニシズムの破綻』の中で分析している。未完になった本作ののちにも、芥川は『点鬼簿』、遺稿となった『或阿呆の一生』とふたつの自伝的小説を執筆している。
外部リンク
- 『大導寺信輔の半生――或精神的風景画――』:新字新仮名 - 青空文庫
- 『大導寺信輔の半生―或精神的風景画―』:新字旧仮名 - 青空文庫
- 菊池寛著『「大導寺信輔の半生」跋』:旧字旧仮名 - 青空文庫
- 『大導寺信輔の半生』 - 国立国会図書館デジタルコレクション
芥川龍之介の作品 | ||
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短編小説 | 老年 - 羅生門 - 鼻 - 芋粥 - 手巾 - 煙草と悪魔 - さまよえる猶太人 - 戯作三昧 - 運 - 道祖問答 - 偸盗 - 蜘蛛の糸 - 地獄変 - 奉教人の死 - 枯野抄 - るしへる - 犬と笛 - きりしとほろ上人伝 - 魔術 - 蜜柑 - 舞踏会 - 秋 - 南京の基督 - 杜子春 - アグニの神 - 藪の中 - 神神の微笑 - 将軍 - 報恩記 - トロツコ - 魚河岸 - おぎん - 仙人 - 六の宮の姫君 - 漱石山房の冬 - 猿蟹合戦 - 雛 - おしの - あばばばば - 糸女覚え書 - 保吉の手帳から - 一塊の土 - 大導寺信輔の半生 - 点鬼簿 - 玄鶴山房 - 蜃気楼 - 河童 - 誘惑 - 浅草公園 - 歯車 - 或阿呆の一生 | |
長編小説 | 邪宗門 - 路上 | |
その他 | 三つの宝(戯曲) - 侏儒の言葉(随筆) - 文芸的な、余りに文芸的な(評論) - 西方の人 - 続西方の人 - 八宝飯(随筆) | |
関連項目 | ||
関連カテゴリ | 芥川龍之介 - 小説 - 原作映画作品 |
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