大濱崎卓真

おおはまざきたくま大濱﨑卓真
生誕	(1988-01-27) 1988年 1月27日（36歳）東京都
国籍	日本
出身校	青山学院大学経営学部中退
職業	選挙コンサルタント
活動期間	2010年 -
肩書き	ジャッグジャパン代表
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大濱崎卓真（大濱﨑卓真、おおはまざきたくま、1988年 1月27日 - ）は、日本の選挙プランナー、選挙コンサルタント。シンクバンク所属。

略歴

東京都出身。青山学院高等部卒業、青山学院大学経営学部中退。2010年に選挙コンサルティングのジャッグジャパンを設立、代表取締役を務める^[1]。2020年度地理空間情報の活用等に関する関東地域連携協議会臨時構成員^[2]、2021年度経営情報学会代議員^[3]。2021年 10月29日、高安健将、ケネス・盛・マッケルウェインと日本外国特派員協会にて第49回衆議院議員総選挙の分析について記者会見した。

衆議院議員選挙や参議院議員通常選挙、首長・地方議会議員選挙に選挙プランナーとして携わるほか、各種媒体・番組に政治アナリストとして出演・寄稿している。

関わった選挙

2022年長崎県知事選挙

2022年2月20日に行われた長崎県知事選挙では、自民党長崎県連・日本維新の会推薦の新人、大石賢吾の現場を取り仕切った。大石は、4選を目指す現職の中村法道をわずか541票差で破り、初当選を果たした^[4]。

同年4月28日、6月、10月に、長崎県内の複数の政治団体、そして元東京地検検事の郷原信郎と神戸学院大学教授の上脇博之が、当該知事選をめぐり、大石、陣営の出納責任者、大濱崎らを公職選挙法違反（買収）容疑で県警や長崎地検に刑事告発した^[5]^[6]^[7]^[8]。告発状によると、出納責任者は知事選後に選挙運動の報酬として大濱崎が代表を務める「ジャッグジャパン」の口座に約402万円を振り込み、大濱崎は報酬と知りながら受領。出納責任者は、これについて「電話料金」と虚偽の記入をした選挙運動費用収支報告書を、県選管に提出したとされる^[9]。大石は県議会定例会で6月14日に大濱崎との関係について問われた際、「普段から話をする取引先であるが、選挙運動に関しては費用は発生していない」と答弁した^[10]。大濱崎はNHKの取材に対して「違法との認識はなく、捜査には全面的に協力します」と答えた^[11]。

2024年6月24日、県議会一般質問で大石に迂回献金の疑惑があるとの指摘がなされた^[12]。大石は政治団体間の寄付や金銭貸借は大濱崎の指示によるものと答弁した^[13]。

同年7月10日、大石の後援会の外部監査に携わった経営コンサルタント会社代表が、「大石が大濱崎と共謀して後援会の政治資金収支報告書に2000万円の架空の貸付を計上し、655万円余りを不正に返済させていた」として、大石を詐欺または業務上横領の疑いで長崎地検に刑事告発した。迂回献金に関与したとされる自民党県議の江真奈美は「大濱崎から指示を受け、確認を取ったうえで実行した」と答えた^[14]^[15]。

「大石賢吾#公選法・政治資金規正法違反疑惑」を参照

2023年佐世保市長選挙

2023年4月23日に行われた佐世保市長選挙は、長崎県医師連盟佐世保支部、長崎県歯科医師連盟、連合長崎などが推薦する前県議の宮島大典と、自民党長崎県連、同佐世保支部が推薦する前市議の橋之口裕太の実質的な一騎打ちとなった。大濱崎は大石賢吾と谷川弥一が支援する宮島の陣営に入り、宮島が初当選を果たした^[16]^[17]^[18]^[19]。

2023年衆議院議員長崎4区補欠選挙

2023年5月20日、長崎4区選出の北村誠吾が在職中に死去。北村の死去に伴い同年10月22日に行われた衆議院議員選挙補欠選挙（長崎県第4区）では、自民党公認の金子容三の陣営に入った^[20]。比例九州ブロック選出の立憲民主党の末次精一は議員辞職して立候補した。選挙情勢は岸田内閣の支持率が低調で推移するなか、「苦戦」や「（相手候補の）末次優位」との論評もされたが^[21]、7,016票差による金子の勝利を導いた。なお、同補選における末次の惜敗率（87.0%）は、第49回衆議院議員総選挙の比例九州ブロックにおける立憲民主党の比例復活次点者（川内博史、88.1%）の惜敗率にも満たない結果であり、前回総選挙での北村と末次との票差が391票だったことなどから、「思った以上に差がついた」^[22]との声が上がった。

執筆・出演

連載

Yahoo!ニュース個人（ヤフー (企業)） - 大濱崎卓真 - 個人 - Yahoo!ニュース
論座（朝日新聞社）

出演

脚注

^ Yahoo!ニュース個人プロフィールページ - https://news.yahoo.co.jp/byline/oohamazakitakuma
^ “令和2年度　地理空間情報の活用等に関する関東地域連携協議会を開催 | 国土地理院”. www.gsi.go.jp. 2021年4月27日閲覧。
^ “学会概要　組織構成”. www.jasmin.jp. 2021年4月27日閲覧。
^ 橘井陸、玉田佳、榊汐里 (2022年3月2日). “なぜ現職は負けたのか 541票差長崎県知事選挙”. NHK. 2022年12月8日閲覧。
^ “大石賢吾知事、大濱崎卓真氏ら５人の刑訴法２３９条１項での告発状（改訂版）”. JC NET (2022年5月6日). 2022年12月8日閲覧。
^ “中山洋次 JC - net 編集長 Twitter 2022年4月28日午前9:58”. 2022年12月8日閲覧。
^ “長崎県知事選巡り、元検事らが選挙コンサル会社社長2人を刑事告発”. 朝日新聞 (2022年6月19日). 2022年12月8日閲覧。
^ 石倉徹也 (2022年10月5日). “長崎県知事選めぐり、現職陣営2人を政治団体が刑事告発　買収の疑い”. 朝日新聞. 2022年12月8日閲覧。
^ “公選法違反疑いで告発　大石知事「全面的に捜査協力」”. 長崎新聞 (2022年10月13日). 2022年12月8日閲覧。
^ “長崎県令和4年6月定例会 06月14日－04号”. 長崎県議会会議録検索. 2022年12月8日閲覧。
^ “知事選めぐり大石知事陣営の出納責任者らを告発地検が受理”. NHK (2022年10月19日). 2022年10月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年12月8日閲覧。
^ “長崎県・大石賢吾知事が自民県議後援会から２８６万円借り入れ…収支報告書は「寄付」に訂正”. 読売新聞 (2024年6月25日). 2024年7月16日閲覧。
^ “「迂回」疑惑払拭できず…長崎・大石知事の政治資金報告書問題　「寄付」へ訂正も理由語らず”. 長崎新聞 (2024年7月22日). 2024年7月22日閲覧。
^ “元後援会関係者が大石知事を刑事告発架空貸し付け…約６５５万円詐取と主張”. 長崎文化放送 (2024年7月10日). 2024年7月16日閲覧。
^ “長崎知事後援会の虚偽記入疑い　監査側、知事らを横領容疑で告発”. 毎日新聞. (2024年7月10日). https://mainichi.jp/articles/20240710/k00/00m/040/179000c 2024年7月10日閲覧。
^ 長崎新聞 (2023年4月24日). “16年ぶり市長交代の佐世保宮島氏が橋之口氏ら退ける統一地方選後半戦｜長崎新聞”. 長崎新聞. 2023年4月24日閲覧。
^ 土居貴輝 (2023年12月22日). “「県政界の重鎮」と対立、自民県連に残る不協和音　衆院補選で苦戦も”. 朝日新聞. 2024年8月7日閲覧。
^ “大石知事も宮島市長も『谷川弥一爺のウラ金問題』について言及せよ！”. JCNET (2024年1月9日). 2024年8月7日閲覧。
^ “谷川涙目・させぼ『大ドンデン返し』、宮島大ピンチ！”. JCNET (2023年1月24日). 2024年8月8日閲覧。
^ (日本語) 【横田一の現場直撃 No.237】◆ 撮った! 「自衛隊に報いる」木原 ◆ 補選長崎高知・徳島には房穂vs岸田 ◆ 恍惚細田、統一教会開き直り 20231016, https://www.youtube.com/watch?v=svJ8Svpn-NQ&list=PLtvuS8Y1umY_G6RPkJVt48jRHJi-7iaAZ&index=4 2023年11月8日閲覧。
^ “岸田首相が応援に入るも、衆参補選で自民党惨敗か？（安積明子） - エキスパート”. Yahoo!ニュース. 2023年11月8日閲覧。
^ “衆院長崎４区補選「激戦」予想も、金子氏７０００票差で勝利末次氏は“法則”クリアできず（長崎新聞）”. Yahoo!ニュース. 2023年11月8日閲覧。
^ “TBSテレビ「ビビット」に当社代表が出演しました”. J.A.G JAPAN. 2021年1月8日閲覧。
^ “価格.com - 「羽鳥慎一モーニングショー」で紹介された情報 | テレビ紹介情報”. kakaku.com. 2021年1月8日閲覧。
^ “斉藤一美ニュースワイドSAKIDORI！”. 斉藤一美ニュースワイドSAKIDORI！. 2021年1月8日閲覧。