安ベエの海

安ベエの海』(やすべえのうみ)はTBSポーラテレビ小説」枠で1969年9月29日から1970年3月28日まで放送された連続テレビドラマである。白黒作品。全156回。

概要

「ポーラテレビ小説」第3作。太平洋戦争をはさんだ激動の時代を、職業軍人の妻として家庭を守りつつ強く明るく生き抜いた一人の女性の姿を通して描く。テレビでは新人ながら劇団四季の舞台で経験を積んでいた当時19歳の木内みどりが主演に抜擢された。

物語

太平洋戦争が勃発し騒然となった東京メリヤス問屋の末娘安ベエこと岩田安代は我関せずとピアノの練習に明け暮れていた。安代の夢はプロのピアニストになることだったが、憂慮した両親は店の番頭佐々木との結婚話を進める。だが安代は見向きもしない。そんな折、親友の敏子がピアノの師の息子哲太郎との激しい恋に身を投じる姿を見た安代はにわかに反省、恋に焦がれるようになる。この機を逃がさじと母ののぶは見合いを強行、相手は海軍の有望株加納中尉で、初対面の二人はたちまち惹かれ合った。 

キャスト

スタッフ

  • 原作:佐藤愛子 「加納大尉夫人」
  • 脚本:林秀彦、成田孝雄
  • 演出:村上瑛二郎、龍至政美、宇治正敏、福田新一、和田旭
  • 音楽:水谷川忠俊
  • プロデューサー:堀川敦厚、山本典助

参考資料

  • 「テレビジョンドラマ」(放送映画出版)


TBS ポーラテレビ小説 
前番組 番組名 次番組
パンとあこがれ
(1969.3.31 - 1969.9.27)
安ベエの海
(1969.9.29 - 1970.3.28)
オランダおいね
(1970.3.30 - 1970.9.26)
TBS系列 ポーラテレビ小説→テレビ小説
ポーラテレビ小説
(1968年9月 - 1984年3月)
1968年
1969年
1970年
1971年
  • お登勢
  • ひまわりの道
1972年
  • 原生花園 アンラコロの歌
  • 吉井川
1973年
  • 薩摩おごじょ
  • 愛子
1974年
  • やっちゃば育ち
  • わたしは燁
1975年
  • お美津
  • 加奈子
1976年
1977年
1978年
  • 夫婦ようそろ
  • こおろぎ橋
1979年
  • からっ風と涙
  • おりん
1980年
1981年
  • 発車オーライ
  • 愛をひとつまみ
1982年
  • 女・かけこみ寺
  • 白き牡丹に
1983年
テレビ小説
(1984年4月 - 1986年9月)
1984年
  • あなた
  • 一度は有る事
1985年
  • 夢かける女
  • 五度半さん
  • 愛の風、吹く
  • 幸せさがし
1986年
  • 朝の夢
  • 夢恋し
  • 恋とオムレツ
関連項目
カテゴリ カテゴリ
  • 表示
  • 編集