愛情は深い海の如く (2011年の映画)

愛情は深い海の如く
The Deep Blue Sea
監督 テレンス・デイヴィス(英語版)
脚本 テレンス・デイヴィス
原作 テレンス・ラティガン
深く青い海(英語版)
製作 ショーン・オコナー(英語版)
ケイト・オグボーン
出演者 レイチェル・ワイズ
トム・ヒドルストン
サイモン・ラッセル・ビール
ハリー・ハデン=ペイトン(英語版)
音楽 サミュエル・バーバー
撮影 フロリアン・ホフマイスター(英語版)
編集 デヴィッド・チャラップ
製作会社 フィルム4(英語版)
UKフィルム・カウンシル(英語版)
アーティフィシャル・アイ(英語版)
配給 アメリカ合衆国の旗 ミュージックボックス・フィルムズ(英語版)[1]
公開 カナダの旗 2011年9月11日 (TIFF)
イギリスの旗 2011年11月25日
上映時間 98分[2]
製作国 イギリスの旗 イギリス
言語 英語
製作費 $8,000,000[3]
興行収入 $3,143,316[4]
テンプレートを表示

愛情は深い海の如く』(あいじょうはふかいうみのごとく、原題:The Deep Blue Sea)は、2011年イギリスロマンス・ドラマ映画。監督はテレンス・デイヴィス(英語版)、出演はレイチェル・ワイズトム・ヒドルストンサイモン・ラッセル・ビールら。1955年にも映画化された(邦題は『愛情は深い海のごとく』)、テレンス・ラティガンによる1952年の戯曲『深く青い海(英語版)』を原作とする。判事を夫に持ちながらも、元イギリス空軍のパイロットと恋に落ちる女性を描く。

撮影は2010年後半に開始し、ラティガンの生誕100周年となる2011年にイギリスで公開された。アメリカでは2012年に公開された[1][5]

日本では劇場未公開で、2014年1月24日にDVDが発売された[6]

キャスト

  • へスター・コリヤー: レイチェル・ワイズ - 判事の妻。
  • フレディ・ペイジ: トム・ヒドルストン - 元空軍パイロット。
  • ウィリアム・コリヤー卿: サイモン・ラッセル・ビール - ヘスターの夫。判事。
  • ジャッキー・ジャクソン: ハリー・ハデン=ペイトン(英語版)
  • エルトン夫人: アン・ミッチェル(英語版)
  • リズ・ジャクソン: サラ・カンツ
  • ミラー: カール・ジョンソン(英語版)
  • ウィリアムの母: バーバラ・ジェフォード(英語版)
  • へスターの父: オリバー・フォード・デイヴィス(英語版)

製作

撮影は全てロンドンで行われた。

オーケストラによるBGMには1939年に作曲されたサミュエル・バーバーの「ヴァイオリン協奏曲」が使用されている。

評価

本作は批評家から絶賛されている。映画批評集積サイトのRotten Tomatoesには130件のレビューがあり、批評家支持率は80%、平均点は10点満点で6.1点となっている[7]。また、Metacriticでは30件の批評に基づき加重平均値は82/100となっている[8]

ワイズは第78回ニューヨーク映画批評家協会賞で主演女優賞を受賞し、同年のトロント映画批評家協会賞でも主演女優賞を受賞した。また、2012年12月、ワイズは第70回ゴールデングローブ賞の主演女優賞にノミネートされた。

本作は『ニューヨーク・タイムズ』誌と『ロサンゼルス・タイムズ』誌の年間トップ10映画の1つに選出された。

受賞

受賞日 カテゴリー 対象 結果
第55回ロンドン映画祭[9] 2011年10月12日 - 27日 作品賞 『愛情は深い海の如く』 ノミネート
第39回イブニング・スタンダード英国映画賞(英語版)[10] 2012年2月6日 主演女優賞 レイチェル・ワイズ ノミネート
第33回ロンドン映画批評家協会賞[10] 2012年1月19日 女優賞 レイチェル・ワイズ ノミネート
助演男優賞 サイモン・ラッセル・ビール ノミネート
第78回ニューヨーク映画批評家協会賞 2012年12月3日 主演女優賞 レイチェル・ワイズ 受賞
第70回ゴールデングローブ賞 2013年1月13日 映画部門 主演女優賞 (ドラマ部門) レイチェル・ワイズ ノミネート

出典

  1. ^ a b Child, Ben (17 November 2010). “Terence Davies resurfaces to begin filming The Deep Blue Sea”. guardian.co.uk. https://www.theguardian.com/film/2010/nov/17/terence-davies-deep-blue-sea 2019年4月14日閲覧。 
  2. ^ THE DEEP BLUE SEA (12A)” (英語). British Board of Film Classification (2011年9月7日). 2013年1月19日閲覧。
  3. ^ “The Deep Blue Sea - PowerGrid” (英語). powergrid.thewrap.com. 2017年8月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年4月14日閲覧。
  4. ^ The Deep Blue Sea (2012)” (英語). Box Office Mojo. Amazon.com. 2012年8月30日閲覧。
  5. ^ “THE DEEP BLUE SEA: IN CINEMAS NOW”. Film4. 27 November 2011閲覧。
  6. ^ “愛情は深い海の如く”. amazon.co.jp. 2019年4月16日閲覧。
  7. ^ “The Deep Blue Sea (2012)”. Rotten Tomatoes.. 18 July 2012閲覧。
  8. ^ “The Deep Blue Sea”. Metacritic.. 18 April 2012閲覧。
  9. ^ CineVue. “BFI London Film Festival 2011: Award winners announced”. CineVue. CineVue.com. 3 December 2012閲覧。
  10. ^ a b 2012 Evening Standard Limited. “Shortlist Revealed”. Evening Standard British Film Awards. AwardsDaily.com. 3 December 2012閲覧。

関連項目

  • 愛情は深い海のごとく (1955年の映画)

外部リンク

  • 表示
  • 編集
典拠管理データベース ウィキデータを編集
全般
  • VIAF
    • 2
国立図書館
  • スペイン
  • アメリカ