新名智

新名 智
(にいな さとし)
誕生 (1992-04-29) 1992年4月29日(32歳)
日本の旗 長野県
職業 小説家
言語 日本語
国籍 日本の旗 日本
教育 修士
最終学歴 早稲田大学大学院文学研究科修士課程修了
活動期間 2021年 -
ジャンル 小説
ミステリ
ホラー小説
主な受賞歴 第41回横溝正史ミステリ&ホラー大賞(2021年)
デビュー作 『虚魚』(2021年)
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(にいな さとし、1992年4月29日 -)は、日本小説家

経歴

長野県上伊那郡辰野町出身[1]早稲田大学大学院文学研究科修士課程修了[2]。会社員のかたわら、小説の執筆を開始する。2021年、『虚魚』でKADOKAWAが主催する第41回横溝正史ミステリ&ホラー大賞大賞を受賞する。同年、同作を刊行、小説家デビューを果たす[3]

人物

小学生の頃には、『ズッコケ三人組』、『かいけつゾロリ』などを読んでいて、友人と漫画を描いていた。本格的にミステリを読むようになったのは中学生からで、テレビの怪談番組や怪談ライブが好きだった。長野県諏訪清陵高等学校在学中には、図書館に講談社文庫のミステリがたくさんあり、それを端から読んでいた。ネット上にアニメの二次創作小説を書いていた。早稲田大学在学中に、推理小説サークルのワセダミステリクラブに所属して、小説を読んだり書いたりしていた。大学と大学院では、平安時代の短編物語集『堤中納言物語』を研究した。好きな作家はミステリでは、綾辻行人有栖川有栖麻耶雄嵩島田荘司蘇部健一、ホラーでは、小野不由美貴志祐介澤村伊智三津田信三。動画配信の怪談チャンネルや怪談番組をよく見ている[4]。また、大学在学中はドラえもん研究会にも所属。ドラえもんからの物語構造上の影響も語っている。[5]

作品リスト

単行本

  • 『虚魚』(2021年10月 KADOKAWA
  • 『あさとほ』(2022年7月 KADOKAWA)
  • 『きみはサイコロを振らない』(2023年5月 KADOKAWA)

アンソロジー収録

  • 「霊感インテグレーション」 - 『嘘があふれた世界で』(2024年2月 新潮文庫nex

雑誌掲載作品

小説
  • 「まぎれ鬼」 - 『小説新潮』2022年6月号
  • 「いてはいけない部屋」 - 『小説新潮』2022年8月号
  • 「猿怨」 - 『怪と幽』2023年1月号
  • 「アップサイド・ダウン」 - 『小説現代』2023年4月号
  • 「邪眼コントリビュート」 - 『小説新潮』2023年8月号

Web掲載作品

  • 「わたしはヒロインにはなれない」 - 『JUMP j BOOKS』note 2022年7月4日[6]
  • 「あるロボットの遺言」 - 『JUMP j BOOKS』note 2023年1月17日[7]

メディア出演

参考文献

  • 「横溝正史ミステリ&ホラー大賞」新名智さん(辰野町出身)「分からない何か」怪談で描く 2021/11/24付 信濃毎日新聞

脚注

[脚注の使い方]

出典

  1. ^ 新名智 特設サイトカドブン
  2. ^ › 知る第41回横溝正史ミステリ&ホラー大賞が新名智『虚魚』に決定 応募総数538作品蓼食う本の虫 知る
  3. ^ 大賞受賞作「虚魚」刊行 著者新名智さんは辰野出身「書籍の中の風景 楽しんで」2021/11/10付 信濃毎日新聞
  4. ^ 横溝賞受賞作『虚魚』(そらざかな)著者・新名智さんインタビューカドブン
  5. ^ “新名智氏インタビュー 新作『あさとほ』は〈その物語を読んだ者は、消える〉物語を巡る物語”. NEWSポストセブン. 2023年2月16日閲覧。
  6. ^ “新名智の短編小説『わたしはヒロインにはなれない』|JUMP j BOOKS|note”. note(ノート). 2023年2月16日閲覧。
  7. ^ “新名智の恋愛小説『あるロボットの遺言』|JUMP j BOOKS|note”. note(ノート). 2023年2月16日閲覧。

関連項目

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