柏戸

曖昧さ回避 この項目では、大相撲力士の四股名について説明しています。埼玉県加須市の地名については「柏戸 (加須市)」をご覧ください。

柏戸(かしわど)は、大相撲力士四股名で、初代・柏戸村右エ門の出身地、埼玉県北埼玉郡柏戸村(現・加須市柏戸)が由来となっている[1]。代々伊勢ノ海部屋の力士に引き継がれた四股名である(柏戸勘太夫と柏戸勇吉を除いてはこの名を名乗った力士が引退後に伊勢ノ海の名跡も引き継いで来た)が、下記の柏戸剛が横綱となり、引退後年寄・鏡山を襲名して独立してからは名乗る力士が出ていない。1983年に学生相撲出身の服部祐兒が伊勢ノ海部屋に入門した際には、入幕の暁には柏戸を襲名するとされ相撲雑誌にもそのように書かれたが、出世が順調でなかったためか見送られ藤ノ川を名乗り柏戸襲名は実現しなかった。

  • 柏戸村右衛門 - 18世紀後半、安永年間に活躍した幕内力士
  • 柏戸勘太夫 - 18世紀末、天明寛政年間に活躍した小結
  • 柏戸宗五郎 (初代) - 18世紀末から19世紀初め、寛政・享和・文化年間に活躍した大関
  • 柏戸利助 - 19世紀初め、文化・文政年間に活躍した大関
  • 柏戸宗五郎 (2代) - 19世紀中頃、文政・天保年間に活躍した幕内力士
  • 柏戸宗五郎 (3代) - 19世紀中頃、天保・弘化年間に活躍した幕内力士
  • 柏戸宗五郎 (4代) - 19世紀後半、明治10年代に活躍した幕内力士
  • 柏戸宗五郎 (5代) - 20世紀初め、大正時代に活躍した小結
  • 柏戸勇吉 - 昭和初期の幕内力士。前述の5代柏戸宗五郎の弟子。十両陥落後に柏戸を襲名。
  • 柏戸秀剛 - 20世紀中頃、昭和10年代・20年代に活躍した幕内力士
  • 柏戸剛 - 20世紀中頃、昭和30年代・40年代に活躍した第47代横綱

脚注

  1. ^ ベースボール・マガジン社『大相撲名門列伝シリーズ(5) 時津風部屋』p30-34
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