森本理子

 森本理子 女流2級
名前 森本理子
生年月日 (2003-04-24) 2003年4月24日(21歳)
プロ入り年月日 2023年9月1日(20歳)
女流棋士番号 85
出身地 日本の旗 日本愛知県春日井市
所属 日本将棋連盟(関西)
師匠 澤田真吾七段
段位 女流2級
女流棋士DB 森本理子
2023年9月1日現在
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森本 理子(もりもと りこ、2003年4月24日 - )は、日本将棋連盟所属の女流棋士。女流棋士番号は85。愛知県春日井市出身。澤田真吾七段門下[1]滝中学校・高等学校卒業。名古屋市立大学医学部医学科在籍中[2][3][4]

棋歴

女流棋士になるまで

小学2年の時に将棋好きの父の影響で将棋を始め、藤井聡太も幼少期に通った「ふみもと子供将棋教室」(愛知県瀬戸市)で将棋を学んだ[5]

2017年1月、東海研修会に入会(E1クラス[6])。

2023年7月、東海研修会でB2クラスに昇級[7]、女流2級の資格を得る。

女流棋士として

2023年9月1日付で日本将棋連盟所属の女流2級となる[1]

棋風

得意戦法は角換わり[2]

人物

  • 「ふみもと子供将棋教室」で学び始めた頃、一度だけ1学年上の藤井聡太と対局したことがある。「8枚落ちでしたがボロボロの完敗でした」と語っている[8]
  • 小学4年の時に首の検査で入院した際、主治医の治療とサポートの素晴らしさに感銘を受け、その後医療ドラマや漫画などを見て本格的に医師を目指し、高校2年の夏から研修会を休会し一旦将棋から離れ受験勉強に専念した[9]。大学入学後に将棋を再開したが、ブランクもあり降級点を取るなど苦戦し、C1クラスには約5年ほどいた[10]
  • 現在は名古屋市立大学医学部医学科に在籍しており、女流公式戦の対局と並行して医師を目指している[4][注 1]
  • 師匠の澤田真吾は2020年度から東海研修会の幹事を務めており、弟子入りの依頼を受けた際、将棋と医学の両方をしっかりやっていく意思を感じ師匠になると決めたという。森本は「師匠は澤田真吾七段と決めていました。ユーモアがあって人柄も良くて最前線で戦ってらっしゃいますし」と語っている[11]
  • 趣味は筋トレパンを焼くこと、ピアノを弾くこと[2]

昇段・昇級履歴

昇段規定については「将棋の段級#女流棋士」を参照
  • 2023年09月01日 - 女流2級(プロ入り)[2]

主な成績

在籍クラス

女流順位戦の在籍クラスの年別一覧
開始
年度
(出典)女流順位戦
白玲 A級 B級 C級 D級 0


2024 4 D34 4-4


2025 5 D21


女流順位戦の 枠表記 は挑戦者。右欄の数字は勝-敗(番勝負/PO含まず)。
順位戦の右数字はクラス内順位 ( x当期降級点 / *累積降級点 / +降級点消去 )

年度別成績

公式棋戦成績
年度 対局数 勝数 負数 勝率 (出典)
2023 11 4 7 0.3636 [12]
2023
(小計)
11 4 7
通算 11 4 7 0.3636 [13]
2023年度まで

アマチュア時代の戦績

女流棋戦
アマチュア棋戦
  • 2015年08月:第9回小学生女子将棋名人戦・全国大会 準優勝[14]
  • 2018年08月:第10回中学生女子将棋名人戦・全国大会 3位[15]
  • 2018年10月:第11回女子アマ王位戦・中部大会 優勝(全国大会出場、準決勝で磯谷祐維、3位決定戦で野原未蘭に敗れ4位)[16]
  • 2019年05月:第55回全国高校将棋選手権大会愛知県予選 個人戦女子 準優勝[17](優勝は磯谷祐維)
  • 2023年01月:第43回学生女流名人戦(2022年度) 準優勝[3](優勝は宮澤紗希

脚注

[脚注の使い方]

注釈

  1. ^ なお、医師免許を取得して医師と兼業している女流棋士には、伊奈川愛菓がいる。

出典

  1. ^ a b “森本理子|女流棋士データベース”. 日本将棋連盟. 2023年8月29日閲覧。
  2. ^ a b c d “森本理子さんが9月から女流棋士2級に”. 日本将棋連盟. 2023年8月31日閲覧。
  3. ^ a b “大学将棋|将棋大会|日本将棋連盟”. web.archive.org (2023年6月7日). 2024年8月24日閲覧。
  4. ^ a b “医師のタマゴが将棋女流棋士に 名古屋市立大・森本理子さん、授業と対局解析の日々”. 中日新聞 (2023年9月1日). 2023年9月1日閲覧。
  5. ^ “女流棋士は医師を目指す大学生 医学も将棋も「学びに終わりがない」:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル (2024年1月12日). 2024年8月24日閲覧。
  6. ^ “東海研修会(2017年5月28日時点)”. web.archive.org. 2024年8月24日閲覧。
  7. ^ “東海研修会B・Cクラス(2023年8月13日時点)”. web.archive.org. 2024年8月24日閲覧。
  8. ^ 朝日新聞将棋取材班
  9. ^ 名古屋市立大学 大学院医学研究科・医学部 広報誌 瑞医
  10. ^ “女流棋士になった日 | 西遊棋Web”. shogi.osaka. 2024年8月24日閲覧。
  11. ^ 中日新聞 東京新聞 将棋【公式】
  12. ^ [1][名無しリンク]
  13. ^ [2][名無しリンク]
  14. ^ “第9回小学生女子将棋名人戦・全国大会(日本女子プロ将棋協会)” (2015年8月30日). 2023年9月1日閲覧。
  15. ^ “第10回中学生女子将棋名人戦・全国大会(日本女子プロ将棋協会)” (2018年8月19日). 2023年9月1日閲覧。
  16. ^ “第11回女子アマ王位戦地区大会・全国大会(日本女子プロ将棋協会)” (2019年1月10日). 2023年9月1日閲覧。
  17. ^ “第55回全国高校将棋選手権大会結果(愛知県予選)”. 日本将棋連盟東海普及連合会. 2023年9月3日閲覧。

関連項目

外部リンク

将棋の現役女流棋士
タイトル保持者
【4名】
永世称号
有資格者
  •  女流七段  清水市代(クイーン名人・クイーン王位・クイーン王将・クイーン倉敷藤花)
  •  女流六段  中井広恵(クイーン名人)

女流五段 【 2名】
女流四段 【 9名】
女流三段 【 9名】
女流二段 【21名】
女流初段 【19名】
女流1級 【 9名】
女流2級 【 7名】
現役女流棋士 全80名(2024年8月20日時点)/ は2024年度の昇段
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