渡邉啓太
この項目では、元プロ野球選手について説明しています。その他の「渡辺啓太」については「渡辺啓太 (曖昧さ回避)」をご覧ください。 |
基本情報 | |
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国籍 | 日本 |
出身地 | 福島県いわき市 |
生年月日 | (1993-09-13) 1993年9月13日(30歳) |
身長 体重 | 177 cm 80 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
ポジション | 投手 |
プロ入り | 2017年 ドラフト5位 |
初出場 | 2018年5月17日 |
最終出場 | 2018年7月9日 |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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渡邉 啓太(わたなべ けいた、1993年9月13日 - )は、福島県いわき市出身の元プロ野球選手(投手)。右投右打。
経歴
プロ入り前
小学校から常磐軟式野球スポーツ少年団で軟式野球を始め、4年生の時に捕手から投手に転向した。中学校ではいわき東ボーイズに所属した[1]。
福島県立いわき光洋高等学校では1年秋から控え投手としてベンチ入り。2011年に発生した東日本大震災で被災し、1カ月以上にわたり高校に通えず、その後も放射能の問題で練習時間が限られるなど苦労を強いられる。厳しい環境を乗り越え、3年夏の福島大会ではエース兼二塁手としてチームの中心を担いベスト4入りに貢献したが、甲子園出場はならなかった[2]。
神奈川工科大学創造工学部ロボット・メカトロニクス学科に一般受験で入学し、1年春から神奈川大学リーグ戦に出場。2年秋からエース格となり、4勝を挙げベストプレーヤー賞を受賞。4年秋には5勝0敗、防御率1.43の成績を残し、最優秀投手賞を獲得した。大学通算16勝[3]。
大学卒業後は、NTT東日本野球部に入部。1年目から都市対抗野球に出場し、2試合に登板して無失点。同年8月に行われたワールド・ベースボール・チャレンジの社会人日本代表にも選出される。このときの代表メンバーに、のちに千葉ロッテでチームメートとなる土肥星也、菅野剛士の名もあった。
2年目にも都市対抗野球に出場。決勝の日本通運戦で救援し3回無失点で胴上げ投手となるなど、チームの優勝に貢献した[4]。
2017年10月26日に行われたドラフト会議で千葉ロッテマリーンズから5位指名を受け、11月17日に仮契約を結んだ[5]。
プロ入り後
2018年、5月17日オリックス・バファローズ戦で先発としてプロ初登板を果たす。5回3失点で勝敗はつかなかった。2度目の先発となった5月24日の北海道日本ハムファイターズ戦では、あとアウト1つ取れれば勝ち投手の権利を得られる場面で中田翔に逆転2点本塁打を浴びた。この年は6試合に登板し0勝1敗、防御率は4.82だった。
2019年は右肘を痛めた影響もあり一軍での登板はなかった。10月10日に横浜市内の病院で右ひじ関節鏡視下クリーニング手術を行った[6]。
2020年も一軍登板がなく、11月6日に球団から戦力外通告を受けた[7]。同年12月26日、現役を引退し、一軍打撃投手兼用具補佐に就任することが発表された[8]。
選手としての特徴
直球の最速は145 km/h、変化球はフォーク、カットボール、スライダー、ツーシーム、チェンジアップを投げ分け、低めに制球し大崩れしない投球が持ち味[9]。
好きな食べ物は焼き肉、嫌いな食べ物はパプリカ[10]。
詳細情報
年度別投手成績
年 度 | 球 団 | 登 板 | 先 発 | 完 投 | 完 封 | 無 四 球 | 勝 利 | 敗 戦 | セ 丨 ブ | ホ 丨 ル ド | 勝 率 | 打 者 | 投 球 回 | 被 安 打 | 被 本 塁 打 | 与 四 球 | 敬 遠 | 与 死 球 | 奪 三 振 | 暴 投 | ボ 丨 ク | 失 点 | 自 責 点 | 防 御 率 | W H I P |
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2018 | ロッテ | 6 | 6 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | .000 | 129 | 28.0 | 37 | 2 | 10 | 0 | 0 | 12 | 2 | 0 | 18 | 15 | 4.82 | 1.68 |
NPB:1年 | 6 | 6 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | .000 | 129 | 28.0 | 37 | 2 | 10 | 0 | 0 | 12 | 2 | 0 | 18 | 15 | 4.82 | 1.68 |
年度別守備成績
年 度 | 球 団 | 投手 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
試 合 | 刺 殺 | 補 殺 | 失 策 | 併 殺 | 守 備 率 | ||
2018 | ロッテ | 6 | 2 | 9 | 1 | 1 | .917 |
通算 | 6 | 2 | 9 | 1 | 1 | .917 |
記録
- 初記録
- 投手記録
- 初登板・初先発:2018年5月17日、対オリックス・バファローズ8回戦(ZOZOマリンスタジアム)、5回3失点(自責1)で勝敗つかず
- 初奪三振:同上、2回表に安達了一から空振り三振
- 打撃記録
- 初打席:2018年5月31日、対東京ヤクルトスワローズ3回戦(明治神宮野球場)、2回表に山中浩史から空振り三振
- 初安打:2018年6月7日、対中日ドラゴンズ3回戦(ナゴヤドーム)、2回表に吉見一起から遊撃内野安打
背番号
- 35(2018年 - 2020年)
- 114(2021年 - )
登場曲
- 「This Is Me」THE GREATEST SHOWMAN(2018年 - )
脚注
- ^ 「野球が好き」その一心で…ロッテドラ5・渡辺啓太がプロ切符をつかむまでスポニチアネックス 2017年11月13日掲載
- ^ “ロッテ・渡辺啓太、「3・11」胸にプロ初勝利目指す/東北スポーツ” (日本語). SANSPO.COM. https://www.sanspo.com/article/20180530-K4TPFKIROZIJ7CQMS5OSZSAGGU/2/ 2018年8月15日閲覧。
- ^ 【ロッテ】ドラ5渡辺、指名あいさつ受け「1年目からガンガン1軍で投げたい」スポーツ報知 2017年11月3日掲載
- ^ 【ロッテ】ドラ5渡辺、12日西武戦でプロ初登板初先発へスポーツ報知 2018年5月8日掲載
- ^ ロッテ5位渡辺「福島を元気づける」高校で被災経験日刊スポーツ 2017年11月18日掲載
- ^ “ロッテ・渡辺、右ひじ関節鏡視下クリーニング術 術後4ヶ月の実戦復帰を目指す”. ベースボールキング. 2020年4月26日閲覧。
- ^ "渡邉投手・鎌田投手・三家選手の来季契約について". 公式サイト. 千葉ロッテマリーンズ. 6 November 2020. 2020年11月6日閲覧。
- ^ “ロッテ渡辺啓太が引退 打撃投手&用具補佐に転身 - プロ野球 : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2021年1月16日閲覧。
- ^ 「【ドラフト】ロッテ5位 NTT東日本・渡邉啓太 多彩な変化球と安定感(週刊ベースボールONLINE) - goo ニュース」『gooニュース』。2018年8月15日閲覧。
- ^ 千葉ロッテマリーンズオフィシャルイヤーブック2020. 日刊スポーツPRESS. (2020年3月23日)
関連項目
外部リンク
- 個人年度別成績 渡邉啓太 - NPB.jp 日本野球機構
- 選手の各国通算成績 Baseball-Reference (Japan)、The Baseball Cube
千葉ロッテマリーンズ - 2017年ドラフト指名選手 | |
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