「溢れる愛」(あふれるあい、原題:Lotta Love)は、ニール・ヤングが作詞・作曲して1978年のアルバム『カムズ・ア・タイム』で発表した楽曲。ニコレット・ラーソンによるヴァージョンも、同時期にリリースされたアルバム『愛しのニコレット』に収録され、シングル・ヒットした。
解説
ラーソンのインタビューによれば、この曲はヤングの録音が先で、その録音を聴いたラーソンが、この曲を歌いたいと申し出たところヤングが「これは君の曲だ」と快諾したが、最終的にヤングが心変わりして、自分のアルバムにも収録したという[4]。ヤングのヴァージョンでは、クレイジー・ホースがバックを務めている[5]。
ラーソンのヴァージョンはシングル・カットされて、アメリカのBillboard Hot 100で8位に達し[2]、『ビルボード』のアダルト・コンテンポラリー・チャートでは1位を獲得した[6]。ニュージーランドのシングル・チャートでは合計10週トップ40入りして、最高22位を記録した[3]。また、ラーソン版はジム・バージェスによるリミックス・ヴァージョン「ディスコ・ステレオ・ミックス」も存在する[7]。
カヴァー
- ダイナソーJr. - トリビュート・アルバム『The Bridge: A Tribute to Neil Young』(1989年)に提供[8]。
- シー&ヒム - シングル「Why Do You Let Me Stay Here?」のカップリング曲として発表[9]。
- ヘイリー・ロレン(英語版) - アルバム『ハート・ファースト』(2011年)に収録[10]。
脚注・出典
[脚注の使い方]
- ^ 45cat - Nicolette Larson - Lotta Love / Angels Rejoiced - Warner Bros. - USA - WBS 8664
- ^ a b “Nicolette Larson Chart History - Hot 100”. Billboard. 2017年11月26日閲覧。
- ^ a b charts.org.nz - Nicolette Larson - Lotta Love
- ^ Newton, Steve (2013年2月24日). “30 Years Ago: Nicolette Larson talks Neil Young, Eddie Van Halen, and roommate Linda Ronstadt”. The Georgia Straight. Vancouver Free Press Publishing Corp. 2017年11月26日閲覧。
- ^ Sullivan, Denise. “Lotta Love - Neil Young”. AllMusic. 2017年11月26日閲覧。
- ^ “Nicolette Larson Chart History - Adult Contemporary”. Billboard. 2017年11月26日閲覧。
- ^ Nicolette Larson - Lotta Love (Vinyl) at Discogs - プロモーション盤12インチ・シングルの情報
- ^ Erlewine, Stephen Thomas. “The Bridge: A Tribute to Neil Young - Various Artists”. AllMusic. 2017年11月26日閲覧。
- ^ She & Him - Why Do You Let Me Stay Here? (Vinyl) at Discogs
- ^ “ヘイリー・ロレン - ハート・ファースト”. Victor Entertainment. 2017年11月26日閲覧。
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