熊野八庄司

熊野八庄司は、紀伊熊野の八つの庄の庄司。荘園領主の命によって雑務を掌ったが、多くは在地豪族化した。代々「鈴木庄司」を称した藤白鈴木氏、「湯河庄司」を称した湯川氏、「野長瀬庄司」を称した野長瀬氏らが記録に見える。

八つの庄については諸説ある。

  • 湯川鹿瀬(ししがせ)・蕪坂(かぶらざか)・湯浅・阿瀬川(あぜがわ)・小原(吉野郡?)・芋瀬・中津川とする説

参考文献

  • 有光友学『戦国期権力と地域社会』1986年
  • 近藤安太郎『系図研究の基礎知識: 家系に見る日本の歴史』1989年

関連項目

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