砂川秀樹

砂川 秀樹(すながわ ひでき、1966年[1] - )は、日本文化人類学者東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得満期退学

経歴

沖縄県生まれ。3歳で兵庫県尼崎市へ引っ越したのち、小学校2年生から大学入学までを再び沖縄で暮らす[1]都留文科大学を卒業後に塾の講師をしながらHIVAIDSに関する社会活動を始める。2008年、東京大学大学院で「セクシュアリティと都市的社会空間の編成 :新宿二丁目における「ゲイ・コミュニティ」意識形成の背景に関する分析から」で学術博士号を取得。2000年には実行委員長として「東京レズビアン&ゲイパレードパレード2000」に参加。2005年から東京プライドパレードに関与する様になり、2008年には代表に就任した。2009年の東京プライドフェスティバル、2010年の東京プライドパレードでは実行委員長を兼ねた。2011年4月、故郷の沖縄に戻り、その年に「レインボーアライアンス沖縄」を設立。2013〜2016年に沖縄初のプライドイベント「ピンクドット沖縄」を開催(宮城由香氏とともに共同代表を務めた)[2]

NHK教育テレビの「ハートをつなごう」に出演した他、東京大学や筑波大学でも非常勤講師を務めている。生きづらさを抱えた大人たちのフリースクール「雫穿大学」のアドバイザーを務めている[3]

著書

単著

  • 『性的なものはプライベートなものか?』グラディ出版、2013年(電子書籍)
  • 『新宿二丁目の文化人類学 ゲイコミュニティから都市をまなざす』太郎次郎社エディタス、2015年
  • 『カミングアウト』 朝日新書、2018年

共著

糸数貴子、新垣栄、西智子『窓をあければ ボーダーブックス3 暮らしの中のジェンダー話』ボーダーインク、1999年

監修・編集

  • 『パレード―東京レズビアン&ゲイパレード2000の記録』ポット出版、2001年
  • RYOJIと共編『カミングアウト・レターズ』 太郎次郎社エディタス、2008年

出演番組

脚注

  1. ^ a b 砂川 秀樹 | LGBTER|エルジービーター
  2. ^ “【インタビュー】2000年のパレード&レインボー祭りと、ピンクドット沖縄を成功させた砂川秀樹さん”. PRIDE JAPAN. 2023年7月23日閲覧。
  3. ^ “生きづらさを抱える大人たちのフリースクール「雫穿大学」開校 「引きこもりの人に再起の場を」”. 東京新聞. 2024年7月23日閲覧。

外部リンク

  • One Voice(かつての公式ウェブサイト) at the Wayback Machine (archived 2020-11-25)
  • 公式ウェブサイト
  • 公式ブログ
  • 砂川秀樹 (@h_sunagawa) - X(旧Twitter)
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