神の悪フザケ

神の悪フザケ』(かみのわるふざけ)は、『週刊ヤングマガジン1988年1月から1989年2月まで連載された山田花子による日本の漫画作品。

概要

山田花子の代表作ともいえる一冊で初の連載作品。一部で熱狂的なファンを生んだ一方、読者アンケートでワースト1位を記録する。

あらすじ

不器用で内向的、容姿も醜い女子高生の大槻たまみ・河合桃子は、思っていることをはっきり言うことができない気弱な性格。そのため周囲から誤解されてしまうことも多い。恋も友達づきあいもアルバイトも、何もかもがもう…。

登場人物

大槻 たまみ(おおつき たまみ)
本作の主人公。おかっぱ頭に眼鏡をかけた過敏な女子高生。気が弱くいつも背中を丸め、何事にも思っていることをはっきり他人に言うことができず、常に周囲から軽んじられているように感じている。父、母、弟、猫とともに暮らす。山田アキラと中学時代から友人づきあいをしており、想いを寄せていたが、高校に入ってから失恋してしまう。同級生の楳図に関係を迫られて拒絶するが、彼に対して仲間意識のようなものは抱いている。
山田 アキラ(やまだ あきら)
『神の悪フザケ』第1部に登場する男子高校生。大槻たまみの中学時代からの友人だったが、高校に入ってからはたまみと距離を置くようになり、同じクラスの明るい性格の女子と付き合い始める。

単行本

講談社版
初版発行:1989年5月
青林堂改訂版
初版発行:1995年11月
青林工藝舎改訂版
初版発行:2000年5月

外部リンク

  • 真の芸術家の生、そして死 —漫画家・山田花子を偲ぶ—
  • 荒岡保志の偏愛的漫画家論 「誰にも救えなかったオタンチンに再び愛を」
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