竹村猛
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竹村 猛(たけむら たけし、1914年5月22日- 1987年6月24日[1])は、日本のフランス文学者、翻訳家。
略歴
1943年東京帝国大学文学部仏文科卒。東北大学助教授、中央大学教授、1985年定年退任、名誉教授。 19世紀フランス文学を専攻、多くの作品を翻訳した。
妻は杉田久女の次女・光子で(1941年結婚)[2]、石一郎は義兄に当たる。
翻訳
- 『三十女』(バルザック、万里閣) 1948
- 『二重家庭』(バルザック、弘文堂、世界文庫) 1948
- 『アラビアン・ナイト 悦楽の壷』(万里閣) 1949
- 『恋愛論』(セナンクール、酣灯社) 1949
- 『男ごころ』(モオパッサン、創芸社、モオパッサン全集5) 1951
- 『純愛 ウジェニー・グランデ』(バルザック、角川文庫) 1957
- 『乙女ごころ』(レミ・ド・グールモン、角川文庫) 1958
- 『アドルフ』(バンジャマン・コンスタン、角川文庫) 1960
- 『危険な関係』(ラクロ、角川文庫) 1960
- 『三銃士』(アレクサンドル・デュマ、角川文庫) 1961 - 1962、のち偕成社文庫、のち角川文庫
- 『モンテ・クリスト伯爵』(デュマ・ペール、旺文社文庫) 1968、のち岩波少年文庫
- 『ドレフュス獄中記 わが生涯の五カ年』(ドレフュス、中央大学出版部) 1979
- 『アドルフ / 赤い手帖 / セシル』(コンスタン、白水社) 1989
参考
- 竹村猛教授略歴「仏語仏文学研究」 1985