『翁の文』(おきなのふみ)は、富永仲基の著書。延享3年(1746年)に刊行された。
儒教・仏教・神道を唱えて争う当代の学者を否定し、各国はそれぞれの国情に応じた教えを奉じるべきだとする。日本においては「誠の道」を道とすべきだとするが、これは儒教の実践道徳に近いものと考えられる。