藤本一郎

曖昧さ回避 この項目では、建築学者について説明しています。実業家については「藤本一郎 (実業家)」をご覧ください。

藤本 一郎(ふじもと いちろう、1930年1月18日 - 1995年12月6日[1])は、関東学院大学の元学長であり、工学部建築学科の教授である。現在の東京都千代田区出身[1]

概要

「震動による鉄筋コンクリートのせん断破壊に関する解明、鉄筋コンクリート構造の耐震性の研究、高層建物の構造計画に関する研究」などをテーマとする豊富な論文、共同研究の成果があり、建築学会の構造設計計算基準の基礎データとなっている。

横浜国際総合競技場建設において、技術検討委員長として、設計から施工までの技術的検討を指導したが、完成を見ずして他界した。

経歴

主な著書・論文

  • 実大有孔鉄骨鉄筋コンクリート梁の剪断破壊実験(構造) / 日本建築学会論文報告集
  • 光弾性二層法によるスラブの応力解析(構造,第1回 日本建築祭 研究発表会 学術講演要旨集)
  • 鉄筋・鉄骨鉄筋 石井勇 共著 彰国社, [1961]. -- (建築ハンドブック ; 8).
  • 建築鉄筋コンクリート工学演習 学献社, 1967.11.
  • 材料・構造実験 共著. -- 鹿島研究所出版会, 1975.4. -- (建築構造学 / 建築構造学編集委員会編 ; 10)
  • 建設技術史 : 工学的建造技術への発達 H.シュトラウプ著 ; 翻訳. -- 鹿島出版会, 1976.11.
  • 鉄筋コンクリート構造 松井源吾,望月重 共著 ; 4. -- 改訂2版. -- 鹿島出版会, 1977.11. -- (建築構造学 ; 4)
  • 新耐震設計法入門 編. -- オーム社, 1982.6.
  • 建築鉄筋コンクリート工学 編著. -- 学献社, 1987.9.
  • 機械化前の建設技術としくみ ジョン・フィッチェン著 ; 共訳. -- 鹿島出版会, 1990.3.

脚注

  1. ^ a b 『現代物故者事典 1994~1996』(日外アソシエーツ、1997年)p.491
典拠管理データベース ウィキデータを編集
全般
  • VIAF
国立図書館
  • 日本
  • 表示
  • 編集