辻井タカヒロ

辻井 タカヒロ(つじい たかひろ、1967年2月19日 - )は、日本漫画家イラストレーター京都府京都市出身、在住。

プロフィール

京都府立山城高等学校卒業後、京都市立芸術大学美術学部油画専攻卒業。大学時代の一時期はダムタイプに所属し、印刷物のデザインなどに参加していた。卒業後はアルバイトのかたわら、油絵や紙版画の作品を製作。数回の個展を経た後、1991年にふろく付きミニコミジョーデキジャーナル」を発行。それがきっかけとなり、1992年より、関西におけるフリーペーパーの雄であった『花形文化通信』に「ヘドロ辻井」のペンネームで本格的に漫画およびイラストの寄稿を始める。

漫画家としての活動

1992年から1997年にかけて、『花形文化通信』に「別冊花文」という付録の体裁をとった漫画を連載。その後は『月刊ミーツ・リージョナル』『明和電機月報』『アックス』『an』等で4コマ漫画を連載していた。また、2007年より、病院で配布されるカタログ雑誌『ほすピタ!』で「ベッドタイミング山井くん」という漫画を連載していたが、雑誌の休刊により、現在は中断している。また、過去には『頓知』(廃刊)や『彷書月刊』にも漫画を寄稿していた。2013年5月現在、『月刊CDジャーナル』に「書をステディ町へレディゴー」(安田謙一との共著、旧題は『ロックンロールストーブリーグ』。2010年8月号より改名)[1]および京阪神Lマガジン社の「エルマガbooks」内で「辻井さん-もうどうしていいのかわからないワタシ-」を連載するなど、さまざまな媒体に寄稿している。2013年4月には上記連載が「焦る!辻井さん-もうどうしていいのかわからない日々-」として京阪神エルマガジン社より出版された。

その他の活動

イラストレーターとして

現在『月刊ミーツ・リージョナル』や『JTBるるぶ』『ベネッセ中学講座』等の様々な雑誌、ムック、Web媒体、広告媒体などにイラストを執筆している。また、過去には『an』『デューダ』『サリダ』『ホットドッグ・プレス』『SUPPIN』『SPA!』『別冊宝島』『キョースマ』『Lマガジン』『京都CF』『CREA』『ダ・ヴィンチ』『anan』『週刊文春BUSINESS』『じゃらん』『週刊CHINTAI』『CDデータ』『日経エンタテイメント!』『英語でしゃべらナイト』等にも寄稿。

関わった単行本

  • 「朝日ワンテーママガジン 大阪パノラミン」(1994年9月、朝日新聞社)(表紙画、挿画)
  • 「路地」三木卓(1997年5月、講談社)(表紙画、紙版画)
  • 「笑う鉄道」中川家礼二責任編集(2008年5月、ヨシモトブックス)(漫画)

連載

  • 月刊CDジャーナル「書をステディ町へレディゴー」(安田謙一との共著、旧題は『ロックンロールストーブリーグ』(音楽出版社
  • 月刊ミーツ・リージョナル「クウノム」(挿画、京阪神エルマガジン社
  • 週刊しんぶん京都民報「労働相談」(挿画、京都民報社)
  • Webマガジン Lmaga.jp「辻井さん」(京阪神エルマガジン社
  • Webマガジン 「辻井さん。問題は今日も先送り」(SONY "My VAIO"サイト内連載)

著書および主な作品

  • 「ピントがボケる音」(2003年10月、国書刊行会)(挿画)
  • 「ロックンロールストーブリーグ〜ステレオ! 〜これがロック漫筆 VOL.1〜」(安田謙一との共著、2010年4月、音楽出版社
  • 焦る!辻井さん-もうどうしていいのかわからない日々-」(2013年4月、京阪神エルマガジン社
  • 『京都ケチケチ買い物案内』(2018年7月 誠光社)
  • 『書をステディー町へレディゴー』(安田謙一との共著)(2019年11月 誠光社)

脚注

  1. ^ 2004年7月号掲載分のみ、特に若い女性読者層を意識し、目次およびタイトルを「ロックンロールストーブリーグ」から「ダイエット二重まぶた」に改名したことがある。

関連項目

外部リンク

  • 辻井タカヒロ「冗漫タイムス」
  • 辻井さん-もうどうしていいのかわからないワタシ-
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