酒井夏海

酒井夏海
東京辰巳国際水泳場
(2020年2月16日撮影)
選手情報
フルネーム 酒井夏海
国籍 日本の旗 日本
泳法 背泳ぎ
所属 スウィン美園
東洋大学
生年月日 (2001-06-19) 2001年6月19日(23歳)
生誕地 埼玉県さいたま市
身長 175cm[1]
体重 63kg
血液型 AB型[1]
獲得メダル
競泳
日本の旗 日本
パンパシフィック水泳選手権
2018 東京 女子400mメドレーリレー
アジア競技大会
2018 ジャカルタ 女子100m背泳ぎ
2018 ジャカルタ 女子400mフリーリレー
2018 ジャカルタ 女子400mメドレーリレー
2018 ジャカルタ 女子200m背泳ぎ
2018 ジャカルタ 女子50m背泳ぎ
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酒井 夏海(さかい なつみ、2001年6月19日 - )は、埼玉県さいたま市出身の競泳背泳ぎの選手。身長175cm。スウィン美園・東洋大学に所属[2]武南高等学校卒業[3]

経歴

水泳は幼稚園の時に兄の影響で始めた。当時から潜水が大好きだったという[2]。小学校6年の時にジュニアオリンピック夏季大会の100m背泳ぎで2位となった。中学入学直前のジュニアオリンピック春季大会の100m背泳ぎでは優勝した[4]。さいたま市立土合中学1年の時には全国中学校水泳競技大会の100背泳ぎで優勝した。ジュニアオリンピック春季大会の200m背泳ぎでも優勝した[5]。2年の時には日本選手権に出場すると、50m背泳ぎ28秒55の中学新記録で3位になった。200m背泳ぎでも3位に入った。ジャパンオープンでは200m背泳ぎで優勝を飾った。全国中学校水泳競技大会では100m及び200m背泳ぎで2冠を達成した[6]。 コナミオープンの50m背泳ぎでは28秒43の中学新記録で優勝した[7]。 3年の時には日本選手権の100m背泳ぎで1分0秒12の中学新記録で優勝すると、200mでも2分10秒43で優勝を成し遂げるものの、それぞれ派遣標準記録を突破できなかったために個人での2016年リオデジャネイロオリンピック代表にはなれなかったが、メドレーリレーの代表には選出された。競泳における中学生のオリンピック代表は、1996年アトランタオリンピックに出場したバタフライ青山綾里以来20年ぶりのこととなった[2][8][9]。また21世紀生まれ初のオリンピック日本代表でもある[10]

ジャパンオープンでは100m及び200背泳ぎで優勝を飾った[11]

2019年11月20日に東洋大学に進学することが分かった[12]

2020年3月にセイコーホールディングスとサポート契約した[13]

2020年東京オリンピック競泳女子400メートルリレーには、五十嵐千尋池江璃花子大本里佳と出場したが(酒井は第3泳者)、チームは決勝進出に0秒27届かなかった[14]

人物

趣味は昼寝。また、お笑いが大好きでNON STYLEのファンだという。陽気な性格で、大舞台でも動じることはないと評されている[2][15]

主な戦績

  • 2013年 - ジュニアオリンピック 春季大会 50m背泳ぎ 2位 100m背泳ぎ 2位
  • 2013年 - ジュニアオリンピック夏季大会 50m背泳ぎ 優勝29秒95 100m背泳ぎ 優勝1分03秒92
  • 2014年 - ジュニアオリンピック春季大会 50m背泳ぎ 優勝27秒77 100m背泳ぎ 優勝1分0秒38
  • 2014年 - 全国中学校水泳競技大会 100m背泳ぎ 優勝
  • 2014年 - ジュニアパンパシフィック選手権 100m背泳ぎ 6位
  • 2015年 - ジュニアオリンピック春季大会 50m背泳ぎ 優勝 100m背泳ぎ 優勝 200m背泳ぎ 優勝
  • 2015年 - 日本選手権 50m背泳ぎ 3位 200m背泳ぎ 3位
  • 2015年 - ジャパンオープン 100m背泳ぎ 3位 200m背泳ぎ 優勝
  • 2015年 - 全国中学校水泳競技大会 100m背泳ぎ 優勝 200m背泳ぎ 優勝
  • 2016年 - コナミオープン 50m背泳ぎ 優勝 200m背泳ぎ 優勝
  • 2016年 - 日本選手権 100m背泳ぎ 優勝 200m背泳ぎ 優勝 
  • 2016年 - ジャパンオープン 100m背泳ぎ 優勝 200m背泳ぎ 優勝 
  • 2016年 - ヨーロッパグランプリ・バルセロナ大会 100m背泳ぎ 3位
  • 2018年 - アジア競技大会 50m背泳ぎ 3位 100m背泳ぎ 優勝 200m背泳ぎ 3位

自己ベスト

長水路

  • 50m背泳ぎ 27秒82(高校記録)
  • 100m背泳ぎ 59秒20(高校記録)
  • 200m背泳ぎ 2分08秒13(高校記録)

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ a b 東洋大学スポーツ新聞編集部
  2. ^ a b c d 【競泳】100背Vの14歳酒井夏海、20年ぶり中学生五輪当確 スポーツ報知 2016年4月7日
  3. ^ インスタグラム(酒井夏海)
  4. ^ 競泳リザルト2013
  5. ^ 競泳リザルト2014
  6. ^ 競泳リザルト2015
  7. ^ 女子50m背で酒井夏海が中学新!
  8. ^ 競泳 14歳酒井夏海がメドレーリレー五輪代表に NHK 2016年4月9日
  9. ^ 酒井夏海200背Vも「悔しい」派遣記録突破ならず 日刊スポーツ 2016年4月10日
  10. ^ ちなみに2000年代生まれ初のオリンピック日本代表は酒井の他、同じ競泳の池江璃花子や卓球の伊藤美誠も該当する。
  11. ^ 14歳酒井、背泳ぎの星 20年ぶり中学生五輪代表
  12. ^ 日刊スポーツ
  13. ^ PRTIMES(2020年3月1日)
  14. ^ “【グラフィック解析】競泳女子400メートルリレー、決勝進出にあと0秒27届かず”. 読売新聞. https://www.yomiuri.co.jp/olympic/2020/20210724-OYT1T50275/ 2021年7月25日閲覧。 
  15. ^ 【競泳】五輪“内定”のスーパー中学生・酒井夏海 素顔はお笑い好き 東京スポーツ 2016年4月9日

外部リンク

日本の旗日本選手権水泳競技大会 女子100m自由形優勝者
1920年代
  • 25 永井花子
  • 26 中村由喜恵
  • 27 宮崎百合恵
  • 28 藤井千代子
  • 29 宮崎百合恵
1930年代
1940年代
1950年代
1960年代
1970年代
1980年代
1990年代
2000年代
2010年代
2020年代
日本の旗日本選手権水泳競技大会 女子50m背泳ぎ優勝者
1930年代
  • 37 伊藤さとし
  • 38 曾田昌子
  • 39 伊藤さとし
1940年代
  • 40 保手濱政子
  • 41 大澤ふさ
  • 46 朝井美枝子
  • 49 小椋とみ子
1950年代
  • 50 小椋とみ子
  • 51 野口幸子
  • 52 小椋とみ子
  • 53 森前みどり
  • 54 新井里子
  • 55 森前みどり
  • 56 村瀬里子
1990年代
2000年代
2010年代
2020年代
  • 21 高橋美紀
  • 22 高橋美紀
  • 23 高橋美紀
日本の旗日本選手権水泳競技大会 女子100m背泳ぎ優勝者
1920年代
  • 25 小泉安子
  • 26 入江広子
  • 27 入江広子
  • 28 飯村寿江
  • 29 久原寛子
1930年代
1940年代
  • 40 伊藤さとし
  • 41 佐野慶子
  • 42 朝井美枝子
  • 46 金森志都子
  • 47 三浦秀
  • 48 三浦秀
  • 49 小椋とみ子
1950年代
  • 50 小椋とみ子
  • 51 セルマ・カラマ(英語版)
  • 52 片岡澄子
  • 53 森前みどり
  • 54 新井里子
  • 55 安藤清子
  • 56 村瀬里子
  • 57 岡本節子
  • 58 田中聡子
  • 59 田中聡子
1960年代
1970年代
  • 70 合志幸子
  • 71 石井菊代
  • 72 石井菊代
  • 73 西側よしみ
  • 74 西側よしみ
  • 75 シェビング
  • 76 ベッキー・スミス(英語版)
  • 77 三浦直子
  • 78 三浦直子
  • 79 三浦直子
1980年代
  • 80 シェリル・ギブソン(英語版)
  • 81 浅利久栄
  • 82 前田琴
  • 83 簾内望
  • 84 関戸直美
  • 85 関戸直美
  • 86 関戸直美
  • 87 小野郁
  • 88 小野郁
  • 89 高瀬千香子
1990年代
2000年代
2010年代
2020年代
日本の旗日本選手権水泳競技大会 女子200m背泳ぎ優勝者
1920年代
  • 29 久原寛子
1950年代
1960年代
1970年代
1980年代
1990年代
2000年代
2010年代
2020年代