雪若丸

雪若丸
属	イネ属 Oryza
種	イネ O. sativa
交配	山形80号×山形90号
亜種	ジャポニカ O. s. subsp. japonica
品種	雪若丸
開発	山形県農業総合研究センター水田農業試験場・水稲部
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雪若丸（ゆきわかまる）は、日本のイネの品種名および銘柄名である。山形県が、約15年間かけて育成し^[1]、2018年秋に本格販売された水稲新品種「山形112号」^[2]の新名称で、つや姫に対する弟という姉弟作戦と雪国・山形の男性的な名称で決定された。

概要

出穂期・成熟期ともはえぬき並。稈長は、はえぬき並の短稈で、穂長は並・穂数は多い。耐倒伏性は、はえぬき並の強である。葉いもちがやや強で、穂いもちは強である。障害型耐冷性、穂発芽性は中、高温耐性^[3]はやや強である。
交配系譜

山形80 号^[4]

山形90 号

雪若丸（山形112号^[5] ）

経過

2003年 - 山形県農業総合研究センター水田農業試験場・水稲部（鶴岡市）^[6]で、人工交配を行ない、その後代から育成開始。
2017年 - 2月16日、名称決定。テスト販売200トン（33ha）。
2018年 - 2月28日、2017年産米の食味ランキング（参考品種）で、特Aを初獲得^[7]^[8]^[9]
- 本格販売。10,000トン（1,700ha）。
2018年10月4日 - テレビCM放映開始。出演は俳優の田中圭^[10]。

山形県^[11]^[12]
JAやまがた^[13]
山形新聞^[14]^[15]
日本経済新聞^[16]
河北新報^[17]^[18]
全農やまがた^[19]
産経新聞^[20]
朝日新聞^[21]
毎日新聞^[22]

脚注

[脚注の使い方]

^ 日本食糧新聞社編 2018, p. 42.
^ “短稈・良食味・高品質の水稲新品種「山形112 号」の育成”. 東北農業研究センター. 2017年4月7日閲覧。
^ “高温障害（こうおんしょうがい）”. 農山漁村文化協会. 2017年4月7日閲覧。
^ “水稲の新しい準奨励品種‘ほほえみ’の福岡県における適応性”. 農産研究所. 2017年4月7日閲覧。
^ “「山形 112 号」の育成”. 山形県農業総合研究センター水田農業試験場・水稲部. 2017年4月7日閲覧。
^ “水田農業試験場”. 山形県. 2017年4月7日閲覧。
^ “参考品種”. 日本穀物検定協会 (2018年2月28日). 2018年3月5日閲覧。
^ “食味ランキング 17年産　雪若丸、初の特Ａ　はえぬき再びＡ、課題残す　／山形”. 毎日新聞社 (2018年2月28日). 2018年3月5日閲覧。
^ “雪若丸が特Ａに　はえぬきは逃す”. 日本放送協会 (2018年2月28日). 2018年3月5日閲覧。
^ “田中圭「今、『ゴチ』もやってますから」知事も感激の豪快な食べっぷり！”. ザテレビジョン (2018年10月6日). 2018年10月6日閲覧。
^ “「雪若丸」ロゴ・米袋デザイン・キャッチフレーズ作成業務に係る企画提案募集について”. 山形県. 2017年4月7日閲覧。
^ “「雪若丸」ロゴ・米袋デザイン・キャッチフレーズ作成業務委託仕様書”. 山形県. 2017年4月7日閲覧。
^ “デビューを待つ主食用米の新品種”. JAやまがた. 2017年4月7日閲覧。
^ “県産米新品種「雪若丸」初の栽培説明会関係者100人、注意点など確認”. 山形新聞. 2017年4月7日閲覧。
^ “山形の主力品種「特A」陥落　検査変更影響？”. Yahoo!ニュース. 2017年4月7日閲覧。
^ “山形の新ブランド米は「雪若丸」つや姫の弟分”. 日本経済新聞. 2017年4月7日閲覧。
^ “＜雪若丸＞食味特Ａ奪取へ栽培マニュアル”. 河北新報. 2017年4月7日閲覧。
^ “＜山形米新品種＞命名「雪若丸」つや姫の弟”. 河北新報. 2017年4月7日閲覧。
^ “[http://www.zennoh-yamagata.or.jp/info/2017/02/02-21.html 水稲新品種「山形112号」の名称『雪若丸』に決定！]”. 全農やまがた. 2017年4月7日閲覧。
^ “つや姫に続け！　山形産新品種米の名称「雪若丸」に決定”. 産経新聞. 2017年4月7日閲覧。
^ “山形）新ブランド米「雪若丸」つや姫の「りりしい弟」”. 朝日新聞. 2017年4月7日閲覧。
^ “山形県コメ新品種男性的な特徴で「雪若丸」命名”. 毎日新聞. 2017年4月7日閲覧。