C1W (原子炉)

C1Wアメリカ海軍の水上艦艇向け発電推進原子炉である。他のアメリカ海軍の原子炉と同様、加圧水型軽水炉である。

型式名のC1Wは以下のような意味である。

世界初の原子力巡洋艦である「ロングビーチ」(CGN-9)に搭載された。C1Wは唯一の巡洋艦用原子炉(2基の原子炉がそれぞれ2基の蒸気タービンを駆動する)で、これ以降は巡洋艦であってもDタイプ(駆逐艦用)の原子炉が搭載されている。

C1Wを搭載した「ロングビーチ」は1961年9月に就役し、1995年5月に退役した。その間、「ロングビーチ」のC1W原子炉は3度の燃料交換を行い、第1世代と第2世代の炉心は平均9.5年、長寿命炉心に換装された第3世代は13年間稼働した[1]

退役後、2002年9月25日から原子力艦再利用プログラムに従って廃棄・解体処分が進められ、2012年7月12日に処分が完了した。

脚注

  1. ^ “60 Years of Marine Nuclear Power: 1955 – 2015”. Lyceans.com. 2017年4月18日閲覧。
航空母艦
  • A1W
  • A2W
  • A3W
  • A4W
  • A1B
巡洋艦
  • C1W
駆逐艦
  • D1G
  • D2G
潜水艦
  • S1C
  • S1G
  • S1W
  • S2C
  • S2G
  • S2W
  • S2Wa
  • S3G
  • S3W
  • S4G
  • S4W
  • S5G
  • S5W
  • S6G
  • S6W
  • S7G
  • S8G
  • S9G
  • S1B
アメリカ合衆国海軍の原子炉一覧