D1G (原子炉)

D1GD1G reactor)はアメリカ海軍艦艇用の推進用・発電用原子炉の原型炉である。

型式のD1Gは次の意味である。

この原型炉は、海軍の原子力推進プログラムの一部としてエネルギー省海軍原子炉部のために建造された。原子炉はゼネラル・エレクトリックが建造し、ニューヨーク州ミルトンのノルズ原子力研究所(英語版)ケッセルリンク・サイトで運用された。D1Gは部品のテストと原子力訓練ユニットの訓練のために使用された。原子炉は、1962年から1996年まで稼働し、1996年の3月に恒久的に停止された。約30年の稼働機関の間にD1G-2炉心に換装が行われた。停止後、核燃料は撤去され、圧力容器も最終的に2002年に撤去された[1]

1次(原子炉)および2次(蒸気プラント)の原子炉格納容器はそのユニークな形状(ホートン球)[1]からD1Gボールと呼ばれた。この球体はもともと、シカゴ・ブリッジ・アンド・アイアン・ワークスによって、原子力潜水艦「シーウルフ」(USS Seawolf, SSN-575)の溶融金属冷却原子炉S2Gの陸上試験炉向けに設計・建造されたもので[1]、液体ナトリウムの爆発を封じ込めるためのものだった[2]

脚注

  1. ^ a b c “60 Years of Marine Nuclear Power: 1955 – 2015 Part2 United States”. lynceans.org. 2021年5月11日閲覧。:57/280
  2. ^ “D1G Prototype reactor plant”. globalsecurity.org. 2021年5月12日閲覧。

参考文献

  • D1G Prototype reactor plant”. FAS.org. 2021年5月11日閲覧。
航空母艦
  • A1W
  • A2W
  • A3W
  • A4W
  • A1B
巡洋艦
  • C1W
駆逐艦
  • D1G
  • D2G
潜水艦
  • S1C
  • S1G
  • S1W
  • S2C
  • S2G
  • S2W
  • S2Wa
  • S3G
  • S3W
  • S4G
  • S4W
  • S5G
  • S5W
  • S6G
  • S6W
  • S7G
  • S8G
  • S9G
  • S1B
アメリカ合衆国海軍の原子炉一覧