北条鹿島
北条鹿島 | |
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北条鹿島 | |
所在地 | 日本 愛媛県松山市 |
座標 | 北条鹿島 北条鹿島 (愛媛県) 愛媛県の地図を表示北条鹿島 北条鹿島 (日本) 日本の地図を表示 |
プロジェクト 地形 | |
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北条鹿島(ほうじょうかしま)は、愛媛県松山市北条地区(旧・北条市)の沖合いにある島。鹿島(かしま)とも呼ばれる。野生のキュウシュウジカが生息している[1][2]。北条港から渡船で渡ることができる[2][3]。
地理
松山市北条地区(旧・北条市)の沖合400mにある、周囲1.5kmの島。標高は113.8m[1]。島全体に暖地性常緑照葉樹が繁茂し、約260種の植物が生息している。鹿島の野生シカは愛媛県指定の天然記念物であり、一部の個体は保護飼育されている[4]。
海岸沿いと山頂までの遊歩道がある[1]。山頂には展望台と、神功皇后にまつわる遺跡「御野立ちの巌」がある[4]。島内にはキャンプ場、バーベキュー場、海水浴場、旅館、売店のほか、北条地区の自然や文化についての展示を行う松山市北条鹿島博物展示館がある[5][6][7]。鹿島の周囲を航行する周遊船も運行している[3]。
歴史
文化
春と秋の鹿島神社の祭礼として櫂練りが行われる。愛媛県の無形文化財に指定されている[2]。
島内の飲食施設では、名物の鯛めしを食べることができる。鯛めしの由来は、神功皇后が三韓征伐に先立って鹿島に立ち寄った際に、戦勝祈願として鯛めしが出されたことであるという言い伝えがある[8]。
NPO法人地域活性化支援センターにより、恋人の聖地サテライトに認定されている[9]。
伊予二見
鹿島の西沖合いにある岩、玉里・寒戸島(ぎょくり、かんどしま)は三重県二見の夫婦岩に似ていることから伊予二見(又は伊予の二見)とも呼ばれる。毎年春の連休の5月4日に、鹿島祭りの一つの伝統行事として、北条かざはや振興会の手によって大注連縄の張替えが行われている[2]。言い伝えによると、1185年、この地を支配していた河野氏が屋島の戦いに参戦するに当たり、伊予二見に注連縄を張って戦勝祈願をしたところ、源氏方が勝利し、河野氏の武勇を天下に知らしめるところとなったという。これにちなみ、1957年(昭和32年)に復活させたもの。海上安全、五穀豊穣、大漁を祈願して行われる。当日は張替えの模様を見物する客を乗せた船も多数繰り出す。
交通
- 松山市北条地区(旧・北条市)の北条港から旅客船「鹿島公園渡船」が運航されている。この渡船の船内放送は愛媛県出身のお笑いタレント、友近が声優を務める。渡船乗り場に駐車場もある[3]。渡船乗り場(北条港)では、リヤカーを無料で借りることができる。[5]
- 最寄り駅はJR予讃線 伊予北条駅(特急が一部停車)。 徒歩15分で北条港[2]。
脚注
- ^ a b c “鹿島の概要”. 松山市. 2017年2月11日閲覧。
- ^ a b c d e “愛媛県庁/しまの魅力 鹿島 愛媛・中予の観光情報サイト「ちゅうよ観光ナビ」”. 愛媛県. 2017年2月12日閲覧。
- ^ a b c “鹿島渡船・周遊船・駐車場(料金)”. 松山市. 2017年2月11日閲覧。
- ^ a b “鹿島の歴史”. 松山市. 2017年2月11日閲覧。
- ^ a b “キャンプ場・バーベキュー場”. 松山市. 2017年2月11日閲覧。
- ^ “松山市北条鹿島博物展示館(かしまーる)”. 松山市. 2018年9月17日閲覧。
- ^ “鹿島海水浴場・釣り”. 松山市. 2017年2月11日閲覧。
- ^ “全国各地の100年フード”. 100年フード. 2023年7月31日閲覧。
- ^ “「恋人の聖地サテライト」認定について”. 松山市. 2017年2月11日閲覧。
外部リンク
- 鹿島 松山市
- ちゅうよ観光ナビ