新富士見橋

埼玉県道262号標識
新富士見橋(2012年10月)

新富士見橋(しんふじみばし)は、埼玉県狭山市広瀬東と同市入間川の境にある入間川に架かる埼玉県道262号日高狭山線である。

概要

埼玉県道262号日高狭山線に架かる橋の一つで、道路橋と歩道橋が一つずつ存在する。歩道は下流側に設置されている。また、すぐ上流側に歩道橋(新富士見橋側道橋)が平行して架けられている。 橋長186メートル、幅員8メートルの7径間RCゲルバー桁橋である[1]。橋名は台風で流失した木橋の富士見橋(現、本富士見橋)の代替として新設架橋されたことによる[1]。 道路橋の道幅は狭く、大型トラックやバスが通行しているが行き交う際には大変危険である。 そのため、道幅が広いスペースで双方の車両が待ち合わせをする光景が見られる。

晴れた日には文字通り新富士見橋から富士山を望むことができる。

狭山市内の橋では最も古く、橋が老朽化しているため埼玉県に橋の架け替えを要請しているが、現時点では具体的な動きはない[2]

  • 右岸から見下ろしたところ
    右岸から見下ろしたところ

歴史

  • 1958年昭和33年)8月6日 - 完成[1][3]1958年昭和33年)開通[4]。開通当初は歩道は設置されていなかった。
  • 1978年(昭和53年) - 右折レーン設置のため東詰の拡幅工事を実施[1]、上流側に密接して鋼箱桁が増設される。
  • 1995年平成7年)8月1日 - 上流側に新富士見橋に平行するように歩行者専用の歩道橋(新富士見橋側道橋)が開通する。橋長216.825メートル、幅員2.5メートルの8径間上路式鋼鈑桁橋[1]。また、同時に新富士見橋の下流側に歩道を拡幅新設する。

その他

西武バスで、同橋の名前がバス停として使用されている。

橋の北側の交差点先に位置しており橋から100 m程離れているが、行先により違う場所に位置しているため、2ヶ所のバス停が存在する。

隣の橋

  • 入間川
広瀬橋 - 本富士見橋 - 新富士見橋 - 昭代橋 - 狭山大橋

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ a b c d e “写真で綴る狭山の橋” (PDF). 狭山市立博物館. pp. 4-5 (2008年3月). 2022年4月9日閲覧。
  2. ^ 岡野 陽三 - 国土交通省
  3. ^ 日本共産党狭山市議団のホームページによると1956年(昭和31年)に完成したと記載されている[1]。
  4. ^ 新富士見橋1958- - 土木学会付属土木図書館. 2022年4月9日閲覧。

関連項目

外部リンク

  • 昭和29年ごろ 新富士見橋の建設風景 - 狭山市
  • 昭和31年 雪の新富士見橋 - 狭山市
入間川の橋

(上流) - 大場戸橋 - 福王橋 - 蕨入橋 - 中郷橋 - 新谷橋 - 人見橋 - 人見入橋 - 浜居場橋 - 下ケ坂橋 - 柏木橋 - 新山王橋 - 山王橋 - 太嘉橋 - 小物橋 - 小殿橋 - せせらぎ橋 - 連慶橋 - 有間橋 - 相生橋 - 新四海橋 - 四海橋 - 名栗川橋 - 島和田橋 - 柳沢橋 - 諏訪橋 - 開運橋 - 境橋 - 久通谷橋 - 下原橋 - 鹿戸橋 - 赤沢橋 - 水明橋 - 石原橋 - 宮ノ瀬橋 - 大正橋 - 二ノ瀬橋 - 扇橋 - 弁天橋 - 千歳橋 - 吾妻大橋 - 飯能茜台大橋 - 岩根橋 - 割岩橋 - 矢久橋 - 飯能大橋 - 矢川橋 - 加治橋 - 八高線入間川橋梁 - 阿岩橋 - 上橋 - 西武池袋線入間川橋梁 - 中橋 - 新豊水橋 - 入間川高架橋 - 豊水橋 - 広瀬橋 - 本富士見橋 - 新富士見橋 - 昭代橋 - 狭山大橋 - いるまがわ大橋 - 八瀬大橋 - 入間川橋 - 初雁橋 - 川越線入間川橋梁 - 東武東上本線入間川橋梁 - 川越橋 - 雁見橋 - 平塚橋 - 落合橋 - 釘無橋 - 出丸橋 - 入間大橋 - 上江橋 - (下流)

カテゴリ カテゴリ
  • 表示
  • 編集

座標: 北緯35度51分36.6秒 東経139度24分14.8秒 / 北緯35.860167度 東経139.404111度 / 35.860167; 139.404111