B・A・R 005は、B・A・Rが2003年のF1世界選手権参戦用に開発したフォーミュラ1カー。2003年の開幕戦から、最終戦まで実戦投入された。デザイナーはジェフ・ウィリス。
概要
005はウィリアムズから移籍してきたウィリスを中心に開発され、004までのレイナードカラーを払拭するマシンとなった。
設計はウィリアムズ流のコンベンショナルなもので、004よりもパフォーマンスは向上していたが、小型化したギアボックスやエンジンの信頼性、エアロダイナミクスの効率、ブリヂストンタイヤとのマッチングといった問題の解決に追われながらシーズンを過ごした。
イギリスGPでは後半戦仕様のエアロパッケージを投入。エンジンインテークが3角形から5角形に変更された。また、サイドポンツーン側面のフェアリングを1枚増やして、それと上面のミニウィングを連結する独特のデザインを採用した。
ホンダV10エンジンは軽量化や高回転化などのバージョンアップを続けたが、ダウンフォース不足を補うためウィングを立てて走行したので、自慢のエンジンパワーが相殺されてしまった。
2003年シーズン
レースドライバーはジャック・ヴィルヌーヴと新加入のジェンソン・バトン。佐藤琢磨がリザーブ兼テストドライバーを務めた。
バトンは予選順位・決勝成績ともにヴィルヌーヴを上回り、アメリカGPではリタイアするまで16周に渡りトップを走行した。ヴィルヌーヴは最終戦で佐藤と交代し、4位・6位のダブル入賞で1年を締めくくった。
チームは26ポイントを獲得し、コンストラクターズ5位でシーズンを終えた。
スペック
シャーシ
エンジン
F1における全成績
(key) (太字はポールポジション)
参照
外部リンク
ウィキメディア・コモンズには、B・A・R 005に関連するカテゴリがあります。
B・A・R |
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主な関係者※ | |
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ドライバー | |
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F1車両 | |
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主なスポンサー | |
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関連組織 | |
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※出身組織(本来の所属組織)別に分類。 |
プロドライブ |
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主な関係者 | |
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ラリー | FAW-VW・ラリー・チーム (2015年 - 2018年) | |
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ミニWRCチーム (2011年 - 2012年) | |
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スバル・ワールド・ラリー・チーム(英語版) (1990年 - 2008年) | |
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プロドライブ・BMW (1987年) | |
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ポルシェ・ラリー・チーム (1984年 - 1986年) | |
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ラリークロス | GCKモータースポーツ(英語版) (2018年 - 2021年) | |
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ジョン・クーパー・ワークス (2014年 - 2017年) | |
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BTCC | フォード・チーム・モンデオ (1999年 - 2000年) | |
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チーム・ホンダ・スポーツ (1997年 - 1998年) | |
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アルファロメオ・レーシング (1995年) | |
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プロドライブ・BMW (1987年 - 1992年) | |
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ETCC | ボルボ・S60・レーシング・チーム (2002年) | |
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スーパーカーズ選手権 | ティックフォード・レーシング(英語版) (2018年 - ) | |
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プロドライブ・レーシング・オーストラリア (2015年 - 2017年) | |
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フォード・パフォーマンス・レーシング (2003年 - 2014年) | |
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スポーツカー耐久 | |
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ラリーレイド | バーレーン・レイド・エクストリーム (2021年 - ) | |
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ラップタイムレコードカー | マーク・ヒギンズ(英語版) (2016年) | |
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F1チーム | F1チームの提案(キャンセル) | |
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B・A・R (2002年 - 2005年)※ | |
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XEチーム | |
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ロードカー | |
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※デビッド・リチャーズ (プロドライブ) がチームを所有していた年のみ。 BARは1999年から2005年までF1に参戦。 |